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ASTER Curator Museum キュレーター×現代アート 〈monologue71〉
みなさん、おはようございます。のりしろ太郎です。
昨日2024年7月14日(日)、金沢市問屋町に「キュレーター×現代アート」をコンセプトとした「ASTER Curator Museum」がニューオープンとなりましたのでお伺いさせていただきました。
ASTER Curator Museum
ASTER Curator Museumについてお話しさせていただきますね。
ASTER Curator Museumは、多様化する現代アートをキュレーターの視点で紹介する美術館です。日本国内外の現代美術作家の作品を紹介し、アーティストの支援と育成、作品の公開を目的としています。また、ギャラリー機能を併設し、作品の市場流動性を高めることで、作家の活動支援と日本の現代アートの発展に貢献。美術館として作品収蔵し、キュレーターと共に現代美術を創り育てます。
ASTER NEW OPEN Exhibition by 3 curators
キュレーター×現代アート
この日は、ASTER Curator Museumオープンニングとなる展覧会です。三人のキュレーター、秋元雄史、沓名美和、山本 浩貴によるキュレーションが行われます。開館初日というこもあり、キュレーターと作家が登壇するトークイベントと開館レセプションが行われ、参加させていただきました。
トークイベントではキュレーターの今回のコンセプトや作家の作品のコンセプトや創作に対する姿勢などお聞きすることができ、非常に興味深く食い入るように聴かせていただきました。実際に作品は見るだけでなく、話を聞けるとより面白くなりますね。
ASTER NEW OPEN Exhibition by 3 curators キュレーター×現代アート
会期 7月14日(日)〜11月17日(日)
会場:ASTER Curator Museum
石川県金沢市問屋町1丁目99
OPEN 11:00-18:00 休館 / 月曜日・火曜日
入場料|1,000円(税込) / 学生無料(学生証提示)
https://aster-g.com
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キュレーター×現代アート
簡単に三人のキュレーター、秋元雄史、沓名美和、山本 浩貴による展示について解説させていただきます。基本的には絵画のくくりになるとと思いますが、一言で絵画と言い切れない多様性が見られます。そのあたりにも今回の展示はご注目ください。
〈展示 no.1〉
「迂回しながら絵画へ近づく。」そして「暮らしの中に制作がある」ということ。
キュレーター:秋元雄史
展示作家:O JUN、菊谷達史、桜井旭一
日常の記録が絵を描く行為を通じて展開されます。絵画の豊かさと不可思議さの魅力を感じとれる展示です。
〈展示 no.2〉
架空と現実を行き来するSNS時代のアート達
キュレーター:沓名美和
展示作家:セマーン・ペトラ、下村悠天、宏美
SNSは単なるインフラ以上の存在となり、もうひとつの現実世界ともいえますね。ある意味、現実以上に親密なコミュニケーションの場として活用される反面、情報の氾濫し嘘と真実の境界を曖昧にしています。時には誹謗中傷に溢れ暴力的になることもあります。虚構と現実の間を見つめるSNS世代の3名のアーティストを紹介。まるで白昼夢のような絵画や、虚構と現実が融合する作品、VRに触発されたポップな色彩と表現による立体的な絵画。アニメーションやゲーム、現実の風景を組み合わせた映像作品など。新しい価値観を見つめ、現実世界を見出します。
〈展示 no.3〉
抽象とか、具象とか、ときどき歴史 -F collectionを中心として
キュレーター:山本 浩貴
展示作家:新井碧、清川漠、フカミエリ、長島伊織、白石効栽、松田ハル
F collectionが意欲的に集めた現代アート作品、特に若手作家の新作を展示。美術史の「抽象」「具象」を問い直し、現代アートと共に新たな文脈で位置付けて試みです。
おわりに
「ASTER NEW OPEN Exhibition by 3 curators キュレーター×現代アート」について書かせていただきました。いかがだったでしょうか。詳しくはASTERのwebsiteでご確認の上、実際にミュージアムへ訪れて観覧してくださいね。
金沢には、金沢21世紀美術館をはじめ、石川県立美術館や国立工芸館など大きなミュージアムが有名で多くのアートファンが訪れますが、今回ご紹介させていただいたASTER Curator Museumもぜひお忘れなく。多様化する現代アートをキュレーターの視点で紹介する面白い試みの美術館です。この試み自体がアート作品だと感じました。みなさんもアートを楽しんでくださいね。
今日は多くの刺激をいただいた一日となった「のりしろ太郎」でした。私も新たに作品をつくるぞ!って気合が入りました。がんばります。
それでは、またお会いしましょう。さようなら。
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