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趣味は暮らし うるわしき内に棲まう    -オムレツ-

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オムレツ


オムレツとは液体で個体を形作るわけですから技術が必要です、

さらに一度出来るようになっても、しばらく作っていないと

できなくなってしまう料理です

Maurice


70年代のTVドラマの中で益田喜頓が演じる
シンガポールの一流レストランのコック長をしていた男が

田舎の下働きのおばちゃんに

「私が一番得意な料理を食べさせてあげよう」

と作ったのが オムレツ

それを食べたおばちゃんに

「どうだい?」

とコック長は聞いた

「こんなもん、うまぐねえっ」

とおばちゃんの一言

46年前のドラマのワンシーンから

料理を極めたシェフが一番得意な料理が

オムレツだと知った


クリエイトはそうゆうことなんだ
と自分もクリエイトの世界へ向かったのを
思い出した

この頃はTVが哲学を持ってドラマを創っていた時代

原作者も監督も俳優も
素晴らしかった

未来への情熱で溢れていた

挿入歌は おはようの朝
谷川俊太郎の作詞で六文銭が歌っていた

素晴らしい才能がひしめいていた

今と大違い

まあ、それはさておき

どうぞ召しあがれ


Noris

Mauriceの作ったオムレツ

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