見出し画像

コロナと執念のまさやん50歳記念ツアー2

コロナで行けなくなった山崎まさよし50歳記念ツアー大阪公演。あきらめきれず、2週間後のソールドアウトだった東京公演のチケットをやっとの思いでとったのが前回までのお話。翌日は息子の野球の試合のため、最終の新幹線で帰ることを決意した私は、その後、体調を整えることに全神経をそそぎます。


しかし噂に聞いていた通り、この季節にかかったコロナは後遺症が辛い。療養期間をあけても激しい倦怠感と喉の違和感、息苦しさが続きます。階段を3段あがっただけでも動悸がするほど。仕事もままならない。という状況で1週間後に東京まで行けるのか?という焦りがありました。しかも、猛暑。ただでさえ暑さに弱い私。

東京では、普通ならば本命の用事以外にも写真展見たり、会いたい人にあったりと予定をギュウギュウに入れるのが常でしたが、今回ばかりは全てをあきらめて「コンサートへ行く」ということだけに集中しようと決意しました。


そしていよいよ、当日。まだまだ体調万全とはいえないけども、なんとか無事、上京。

ヨロヨロと渋谷の坂を上がりながら胸を躍らせ(コンサートのワクワクする動悸なのか、コロナ後遺症の動悸なのかもはやわからない)、35度近くあっただろう猛暑日の夕方、旧渋谷公会堂(今は名前なんだけっけ?かっこいい名前だったよね)にたどり着くのでした。

入口に着くと以前、写真展などでお世話になった向井元マネージャーのお姿が。今年になってマネージャーを退かれたというお話を伺っていたので気を抜いていたわたし。ここはきちんとご挨拶をさせていただき「やはり東京来てよかった。向井さんにご挨拶できた。コロナありがとう」と心の中でお礼。

そして、2階席3列目。やっとの思いで階段を登り着席。呼吸を整えながら開演を待ちます。神聖なるこの時間がいつも好き。

会場の電気が消え、「僕はここにいる」の心地よいギターのイントロが聞こえると、思わず涙が。

本当にこれてよかった。ただ、ただこの言葉に尽きる。

まさやんの弾き語りから始まり、ゲンタさん、キタローさんの3人トリオになり、カルテットの皆さんと徐々に人数が増えていくという構成になっている今回のツアー。

やっぱり、来てよかった。まさやんの声は、私を本当に癒やしてくれる。遠く2階席にもちゃんと届いたよ。

7時すぎから、度々時計をチェック。最低でも7時50分には出なければならない。安全のためにももう少し早めに出る?自分と葛藤しながらあともう1曲、あともう1曲聴いてから。。

そして「ドミノ」が終わった後ついに席を立ち、後ろ髪引かれながら会場を後にしたのでした。(つまり6曲聴き逃すという結果でした)

渋谷駅まで歩いてそのあと山の手線が確実とはわかっていましたが、すでに歩ける体力はなく会場でてすぐタクシーを見つけ、新幹線の時間を伝えると、「間に合わせましょう!」と猛スピードで品川へ。タクシー🚕さん、ご協力ありがとう!

おかげさまで、のちに夫にセンスがないと言われる駅弁をゲットする余裕があるほど、早めに到着。最終より1本早い20時30分発の岡山行き新幹線にのりようやく安堵。配信サイトにログインした時にはコンサートは終わっていました。

せっかくなのではじめからアーカイブを聴き、まさやんの余韻に浸りながら、3時間15分の至福の時を過ごしたのでした。(寝たけど)

さて、翌日の長男の試合、、、1点を追う好ゲームの中、我が息子が最終回さよなら安打を放つという最高の締めくくり。こちらも思わず目頭が熱くなり、、、

まさやんも野球もあきらめなくてよかった。

ありがとう、2022年夏。最高の思い出になりました。


※ライブレポートを期待してこちらをのぞきにきて下さった皆様すみません。まさやんはいつだって最高です。

写真歌詞集の出版準備資金にさせていただきます。