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ラジオハングル講座 6か月の受講を終えて

K-POPアイドルに沼落ちし、今年に入ってから始めたハングルの学習。

書店で選んだ何冊かのテキストや、大昔に韓国で仕事をしたことがある夫の参考書や辞書を使って数か月間全くの自学で勉強していたが、やはり誰か先生に習いたい欲求が出た。

とにかく孤独だし、今やっている勉強法が正解なのかわからなくなったからだ。

まずは試しにと思い、NHKラジオの「まいにちハングル講座」を4月から聞き始めた。そして6か月ワンクールの講座が9月末で終了となった。現在は新シリーズで勉強を継続しているが、とりあえずこの6か月の講座受講の振り返りをしたいと思う。

講座のテーマは「聞いてマネして会話を極めよう!」であった。

そのテーマの通り、内容は会話練習中心で、毎回日本人メグと韓国人学生のキュヒョンの会話スキッドを聴き、オギャンと呼ばれる抑揚の練習をしてから実際声に出して会話文を読む。そして番組後半で軽く会話文に出てきた文法事項について学び、力試しのリスニング問題を解くという流れだった。

この会話スキッドがドラマのようになっていて、そのストーリーを最後まで追いたくて6か月間完走できたと思う。(そのあたりは以前の記事に書きました。↓)

オギャンを学ぶことによって、ハングル独自のイントネーションに慣れることができ、聴き取りの力や会話の力がアップできたと思う。

逆に文法については軽く触れるに留まっていたので、毎回講座を聴いただけで理解することは難しかったと思う。この講座の文法事項まで完璧にしたいのであれば、ラジオを聴く時間前後に相当の予復習をしないと無理だと思った。

私のような超初心者にとっては、この講座は無理なく楽しく学べて、半年の間朝の貴重な15分間を費やした価値は大いにあったと思う。始める前はたった15分と思っていたが、毎日この時間を確保することは意外に難しい。

聞き逃した分は翌週月曜に番組サイトに1週間限定でアップされるのだが、私はそれをあてにすることをお勧めしない。何日間かどうしても聴くことが出来なかったことがあってまとめて勉強したことがあったのだが、学習の時系列がずれてしまうし、何日か分を一気に聞いて学習すると集中力の問題で、一回一回の理解度が格段に下がってしまうからだ。やはり語学学習の肝は「亀の歩みでもとにかく毎日、継続すること」だと改めて思った。(これはフランス語の勉強法の音声配信でも繰り返しお話させていただいていることである。)


継続するのに役立ったことは、ストーリーの他に講師の山崎先生、ユ先生、イ先生の明るい声と、ポジティブな声掛けだったと思う。特に山崎先生は、スーパージュニアの大ファンで、韓国ドラマにも大変詳しい方で、例文などにもアイドル用語が散りばめられていて、ヲタとしてはその点も大きな魅力だった。

金曜の講座の最後には毎週歌のプレゼントというコーナーがあって、山崎先生セレクトの曲を流していた。こういった少しのお楽しみの仕掛けが、私にはばっちり作用したと思う。

先週から始まった新シリーズのテーマは打って変わって「書いて味わうゆっくりハングル」である。その通り、毎日かなりの量を書いて覚えるスタイルだ。前クールは会話力はついたと思うが読み書きがほとんど上達できなかったので、今回も継続受講することでバランスのよい年間学習になるのではないかと期待している。

最後に、ラジオ講座をこれから受ける方に言いたいのは、「ぜひテキストを用意して聴いてください」ということだ。

この6か月を通して、テキストなしでのラジオ学習は無理だと確信した。テキストにはレッスン内容の他にもいろいろな読み物が掲載されているので、読み物としても面白いしなにしろ毎月580円と安価である。

これからまた6か月、ラジオ講座を思いきり楽しみたいと思う。

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