熱狂/CROWN POP THANK YOU LIVE2024.03.24新横浜NEW SIDE BEACH!!2部
熱狂 だった
2024年3月24日新横浜NEW SIDE BEACH!!
「CROWN POP THANK YOU LIVE」2部
フロアを埋めた観衆の声援や興奮はうねりとなり、ライブハウスの空間を満たす熱となる。一人ひとりの思いから生じた蒸気が視界を遮るのではないかと思えるほどに霞を増し、終演後、その場にいた誰もが「熱かった!」と語った。そこは間違いなく、あの日、世界で一番熱い場所だった
それは単に声援のボリュームが大きいというそれだけではない。それに加えて具体的な何かとは表現しようのない、魂とでもしか形容しようのない思いがおよそ300人の観客から溢れ出していたからこそ生み出された熱だったのではないかと思う
セットリストは↑の引用ポストのとおり
最初からいきなり4曲。いわゆる「アゲ曲」にカテゴライズされるような楽曲が続く。
M1.夏恋スコール
M2.EGO×search
M3.Cheerful Butterfly
M4.夏キラリ☆
個人的には、この日、このライブほど、このフレーズに思いを寄せたことはない。
ずっとずっとCROWN POPは不当な評価にさらされてきた。
個々の頑張りや才能だけではどうにも埋めることのできないめぐり合わせの中で、実力もルックスも人柄も、決してどのアイドルグループからも引けを取ることはない、むしろ見る人(もちろん自分も含む)によっては凌駕していくほどの素晴らしいグループである。言葉は強くなるが、見てもいないのに知った風な口を叩くやつがいる中で、冷ややかな目にも負けず、CROWN POPはひたすらにその力を伸ばし、そして我々に魅力を届けつづけてくれている。
見返すという言葉になるのかもしれないけれど、そんな刹那的な満足に足をとどめることはない。
「冷めたふりで見て」る連中など放っておいて、もっともっとCROWN POPの魅力を届ける場所に届けていく。それができる5人であると今も自分は思っているし、この日、新横浜NEW SIDE BEACH!!に集まった人々の多くも同じように感じていたのではないだろうか。だからこその熱狂だったのではないか。
馬鹿にすんじゃねえ!
これだけのスキルで、これだけの空気を生み出すことのできる者が他のどこにいるというのだ。心の底からそう思う。
スタート早々、興奮のるつぼに我々を落とし込んだ冒頭4曲を終え、MCパートでは5人それぞれにかわいさがあふれる自己紹介(ここからは公式によるゲリラ生配信のアーカイブが残っています)
情熱的で、激しく熱いスタートからのこのかわいらしさ。この落差、このギャップこそが #クラポかわいい の本質であろうことは、今までもこのnoteで書いてきたと思う。
かわいい表情からひと皮めくれば、熱い魂を宿しているとも言えるし、熱い魂の中心にはかわいらしさが核を成しているとも言える。そして、その2面性ある固まりこそが、エモーショナルであり、やさしくあたたかなCROWN POPの寄り添う力の源であろう。
ここからの4曲は
M5.青春Bicycle
M6.POPPER TIME
M7.応援SONG
M8.NARIYAMANAI
まさにCROWN POPがファンと一体となり、ともに支え合う関係であることを象徴するかのような楽曲群だ。
CROWN POPが
自分の眼前にいる。
そこで歌ってくれている。
それがどれほどまでに価値のあることか。
こんな所で終われせられるわけがない!
心の底からそう思う。
今回のTHANK YOU LIVEは単なる生前葬などではない。たしかに、そのライブタイトルの通り、メンバーからはたくさんの「ありがとう」が届けられ、言葉として伝えられる通りにこの上なく楽しい時間を過ごすことができる。受け取るだけで苦しくなるほどの「かわいい」にもあふれている。
しかしこのライブでは、決してCROWN POPは志半ばにして終了の烙印を押されてしまうようなグループではないことを示す。
最後の最後まで、ともに。
会場を埋めた300人、あるいは生配信を見ていたファン、仕事などオンタイムでは参加できなかったけれど思いを寄せていたファン、すべての人々の、それは力など持たぬファンの悪あがきにすぎないかもしれないけれど、そういう熱い気持ちが結集したからこそ生じた信じられないほどの熱狂ではなかったか。
もちろん解散発表に至った経緯を知る由もない。ただ、もしもこの世界に「クラポはもうこれでいいんじゃない」と判断した者があるのだとしたら、自らの浅薄さを思い知ってもらいたい。
本来、ファンなんて一介の受容者に過ぎず、サービス供給側に対して物言えることなどないのかも知れない。けれど敢えて問う。
この熱狂を味わってなお、CROWN POPが解散に足るグループであると判断するのか?
強い言葉づかいになってしまうし、一定の時間を経て吹っ切れた姿を見せてくれているメンバーに対して足を引っ張る発言で申し訳ない限りではあるけれど、本心をあからさまに示せば、そんな思いをさらに強くさせるライブだった。
ライブ最後の曲は1部と同じ
M9.君にThank You!!
自分はこれから先
明日も明後日も
今年の夏も秋も
来年も再来年も
その先も
ずっと
CROWN POPとの未来を見たい
その声を聞いていたい
ありがとうを伝えていたい
熱狂に満ちたライブハウスを後にしながら
一昨年、豊洲に来てが終わった直後の自分のツイートを思い出していた
この気持ちは今もまったく変わっていない
もしもCROWN POPが評価されないのだとしたら
それは世界の方が間違ってる
世界が間違ったまま突き進むというのであれば
俺は世界と戦って生きていく