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補正下着の勧誘を受けた


勤務先の常連のお客さんのはなし。
オーナーや他のスタッフとも距離が近くて親しみやすく、気さくに話しかけてくれる人。最近私よりも年齢が3つほど下であることを知った。



今日、何気なく仕事の話になった。その方は、カフェ勤務や会社員などを経て、今は自分が試して好きになった商品を扱う仕事に携われているらしい。
「すごく理想的でステキな働き方ですね」と口にしたのが、今思えばトリガーになってしまったのかもしれない。


その方が扱う商品というのが、ボディメイクと補正下着だった。カウンセリングと採寸、施術をした上で提案してくれる2時間のメニュー。
そりゃあ、体型の悩みなんて無数にあるし、もっとスリムに健康的で魅力的な体つきになれたらどれだけいいだろう!
でも補正下着ってのはちょっと抵抗があるし、絶対安くないし、全く気が乗らない。


「えーすごいですねー」
「短時間でこんなに変わるんですねー」
やり過ごすための相槌を繰り返していたら、まんまとLINEを交換してしまったし、空いてる日を執拗に聞かれて仮予約をとられてしまった。



お店の常連さんなだけに、無碍にはできない。日にちが差し迫ってきたら、外せない予定が入ったとかいって断ればいいや!と思っている。


必要不可欠ではないけれど、生活や人生を豊かにするためのものというのは、この世に多く存在する。けれどそれらにどのように価値をつけて見出すかというのは、個々の生活や価値観や思想に大きく関わると思うから、勧めるのも勧められるのも難しい。

欲しいタイミングだった場合は、喜んでそれに乗っかるのだけれど。



その方を見送ったあと、一緒に話を聞いていた後輩スタッフが私に教えてくれた。

「ここの補正下着知り合いが使ってるんですけど、30万円くらいするらしいですよ。私にはそんなお金無くて無理です…。」

私にもそんなお金は無いよ…( ´-`)



そういえば似たようなこと、つい最近にもあったな…。


ちなみにこのエステの勧誘は、日程調整のLINEを既読無視してやり過ごしてしまった。少しだけ心が痛い。



オワリ

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