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課題解決の捉え方 〔気になる記事(HUFFPOST)〕
ちょっと前にSNS上で話題になった興味深い記事を紹介します。
・昼食時のおしゃべり止めるには? ある学童のアイデアに反響広がる
→ https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ff7ec83c5b6c77d85e54ee2
学童保育での課題の解決策の着眼(アイデアそのもの)も秀逸だと思いますが、それに加えて、「課題解決の捉え方」が実践的ですね。
この方法で万事解決ではなく、その都度最善の方法を考えなければなりません。今後も新たな解決策を講じていくことで、問題が少しずつ小さくなっていけばと思っています。
「完璧な解決策」にこだわるのではなく、少しでも問題が解消できるのであれば早く手を付けるというやり方は実践的で大切だと思います。
記事中の「イラスト(漫画)」も分かりやすくとてもよくできていますね。
ちなみに、記事のケースの論点を一般論的に整理するとこんな感じでしょうか。
縦軸を「完璧さの程度」、横軸を「着手のスピード」というマトリックスで考えてみると、
→「完璧で早い打ち手(右上)」がベストなのは当たり前ですが、
→ 実際のケースにおいての悩みどころは、
「完璧だけど時間がかかる(左上)」というA案 と
「不十分だけど早く手が打てる(右下)」というB案 の
どちらを取るか
私はよく “二兎を追う”べきだとお話しするのですが、この場合でもA案をとるか B案をとるか(二者択一)とあれこれ悩む必要はありません。
悩むぐらいなら「両方」とも手をつければいいわけです。
・まずは、暫定対処としてB案で急ぎ対応しておいて、
・最終的にはA案を目指す(本格対処)
という「2段階方式」です。
たぶん、みなさんも、現場ではそうしていますよね。
ただ、気をつけなくてはならないのは、暫定案(B案)でそこそこ解決できそうな場合です。
たとえば、根本的な解決案が「制度変更」とか「システム改善」といった効果は大きくてもかなり時間がかかりそうなとき、暫定案として「運用対処」とか「ツール開発」といった方法である程度対処できてしまうといったケースです。
このやり方が100%悪いわけではありませんが、暫定案だと多くの場合、運用稼働がかかり続けたりツール維持が困難になったりするデメリットがあります。
やはり「本格対処」も諦めず目指し続けるべきでしょう。
→ その後に起こりうることも想定して、俯瞰的な視点から対応の全体シナリオを検討することが大切ですね。
(とはいえ、ともかく「まずは、はやくできることに手をつける」というスピードを意識したアクションは不可欠です)