未破裂性脳動脈瘤が発覚してから③〜この病院で手術したら死ぬのでは?〜
問診時に医師に対する不信感を持ちながらも、紹介先の病院でそのまま検査入院をしました。
病室は古くて薄暗く、6床のベッドは全て埋まっていました。同じ病室にいる患者さんは、皆、脳に何かしらの疾患がある方のようでした。
入院2日目の検査直前に、私は何かの点滴を打ちました(何の点滴だったかは記憶なし)。
その時、私は自分が持参したパジャマを着たまま点滴を打ったのですが、医師が私の様子を確認した際に、「あれ?手術着に着替えてないの?」と看護師に言いました。
手術室で局部麻酔しながらカテーテルを体に通して検査するので、点滴の前に手術着に着替えなくてはいけなかったようです。
看護師は、点滴を刺しなおすのが面倒だったのか(?)、慌てて点滴の針がささった状態で私を手術着に着替えさせました。
看護師の手を借りながら着替えている最中、私は「なんだか手際が悪いなぁ。検査結果後に手術することになったとしても、この病院で手術したら、助かるものも助からないんじゃない?」と思ってしまいました。
ー当時、心に余裕がなかったため、余計にそんな風に思ってしまったのかもしれません。