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未破裂性脳動脈瘤が発覚してから②〜え?瘤ないの?〜

健診結果(CDROM+診断書)を持って紹介された病院へ行くと、医師が早速にCDROMの画像を見ながら問診を開始しました。

すると、医師がPCの画面上をスクロールしながら、「動脈瘤なんて何処にも見当たらないけど?」と言い始めました。

私は、医師のその発言を聞いて、「え?????私も最初に健診結果を聞いたときに画面で瘤(コブ)を確認したけれど、あれはやっぱり見間違いだったのかな」と期待し、一応「左の脳底にあると書いてありますが。」と診断書(画像付きで瘤のある場所に赤丸表示)を指さしました。

医師は、「え?本当?」と言いながら診断書を見て、再び画面に目を転じ、「ああ、ここにあった!見落としていたよ。わはは。」と言いました。

― 医師の「見当たらない」発言に一瞬でも期待してしまった自分。再び現実を突きつけられ悲しい気持ちになりました。

また、続けて医師は、「普通の健診だったらこんなの見落とされているよ~。しかも、脳ドックを受けた時の画像診断医、僕、この先生よく知っているけど大学病院で部長まで務めた、とても偉い先生だよ~。この先生だったから見つかったようなもんだよ」と言い出しました。

この時、私は、自分が見落としたのは「当り前」みたいな発言をしている医師の発言に不信感を感じ、「この先生の元で検査入院してもきちんと判断してもらえるのだろうか」と不安な気持ちになりました。

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