ミズタマリ・いまここ

祖父、父が造形作家である家に生まれ5歳の時に作った粘土作品を祖父が絶賛(?) それ以来「表現すること」が大好きに‼ 娘が生まれて以来、家業をはなれていましたが 美術家三代目としての「あり方」を模索中。 その第一歩としてテラコッタ人形に流れる物語を季節にのせて綴っています

ミズタマリ・いまここ

祖父、父が造形作家である家に生まれ5歳の時に作った粘土作品を祖父が絶賛(?) それ以来「表現すること」が大好きに‼ 娘が生まれて以来、家業をはなれていましたが 美術家三代目としての「あり方」を模索中。 その第一歩としてテラコッタ人形に流れる物語を季節にのせて綴っています

最近の記事

❄️第52候 霜始降~しもはじめてふる~「大地の羽衣」terracotta art narrative

霜が降る季節  気温の寒暖差が 農作物の甘さ旨さの 源になると聞きます 人生の寒暖差を 幾度となく 乗り越えた先輩方と接する時 何とも温かい「ふわり」とした空気に包まれます まるで羽衣を肩に かけられたように 今日も羽衣のような空気に 包まれますように🩷

    • 🦗51候 蟋蟀在戸~きりぎりすとにあり~「命を礼拝」terracotta art narrative🍂

      やっとコオロギの声 秋が深まって蟋蟀(コオロギのこと)が やっと鳴いてくれるように なりました🦗🍂 幸せを運ぶ虫中国では コオロギを「幸せを運ぶもの」として 古来より崇拝してきたそうです 静かな夜に 透き通る虫の声を聴いてると 寂しいような。。 嬉しいような。。 不思議な心境に 佇んでしまいます 気忙しい毎日に 流される私に 「佇む時」を運んできてくれた  小さな命に  ”ありがとう” 但行礼拝 誰にも分け隔てなく その人を敬い その人に合掌する(但行礼

      • 🏵️第50候 菊花開~きくのはなひらく~terracotta art narrative

        菊の花が咲き誇る頃 菊には寂しげなイメージをもっていました けど 沢山の花びらを 思いっきり広げてる 潔さと華やかさ  とってもゴージャスな花です🏵️ 慈悲と悟りの心で 人々を救っていく 行動力に溢れた 「普賢菩薩」 普賢菩薩のように 潔く華やかで行動的な人 貴方の周りにもいませんか? 私の周りには。。3人います~

        • 🪿第49候 鴻雁来~こうがんきたる~頃「結びの時」terracotta art narrative

          人肌は温かい 北国から 雁が渡ってくる季節🪿 春と夏が 外へと向かう「開きの時」なら 秋と冬は中へと向かう「結びの時」なのでしょうか? 人肌が恋しくなりますね 縦と横が結ばれる秋冬 温かさの中でも 沁みるように温かい人肌 大切な人と そして ご自分と 温かい時を お過ごしください 🩷

          🌾第48候 水始涸~みずはじめてかるる~日本古来の暦でつづる terracotta art narrative

          水田の水はどこへ? 稲刈りに備えて、水田の水を干す秋 象印さんのホームページに 収穫時のお米には20~30% 炊いたご飯には60%の水分が含まれ 「ご飯は食べる水分補給」と載っていました🌾 水田の水は季節を超えて、稲穂にみずみずしく蓄えられてるんですね 水の記憶 季節を超えて  蓄えられた「水の記憶」が 愛と清らかさでありますように🩷✨

          🌾第48候 水始涸~みずはじめてかるる~日本古来の暦でつづる terracotta art narrative

          🍂🦎第47候 「穴まどい?」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語~蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ~季節

          虫だけでなく虫やへびやトカゲ達が、冬支度を始める季節🍂 朝晩 冷え込みはじめました 皆さま 風邪など おめしてないですか? 暖かくなさってください 穴まどひ季節は冷え込んできますが とても温かい言葉に出会いました 「穴まどひ」 和暦研究家の高月美樹さんの暦生活「24節季と72候」ブログでは ”「穴まどひ」という言葉をご存知でしょうか。秋分をすぎても、穴に入らないヘビのことです。のそのそと這うヘビをみて、そろそろ寒くはないか、と案じるあたたかいまなざし。私の好き

          🍂🦎第47候 「穴まどい?」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語~蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ~季節

          🌾第46候 「穏やかな秋、未来の弥勒を想いだせるのか?」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語~雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ~頃🌾

          穏やかな秋、未来の弥勒を想い出せるのか? 今日は、instagram「terracotta.art. narrative」に 投稿しました画像を こちらに記載しますね 日本語版

          🌾第46候 「穏やかな秋、未来の弥勒を想いだせるのか?」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語~雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ~頃🌾

          🍇第45候 「燕さんたちに、言ったの。。🥺」 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~玄鳥去 つばめさる~頃

          燕さんに、言ったのに。。。 「甘~い葡萄が、たくさんできたから 旅の途中で食べてよ」って さようならのあいさつに来た 燕さんに言ったの。。。 そしたら 「みのりちゃん ありがとう」 「でもさ。。一粒の葡萄でも 僕らには 大きすぎて 海を渡れないよ。。」 「おっ!いい風がきた! じゃね!! また来年の春ね!」 って 飛立ってしまったの😭 「また、春ね!」って 燕さんはたしかに「また来年の春ね」って言ってた! みのりは、燕さんを待ってる! だから 南の島で美

          🍇第45候 「燕さんたちに、言ったの。。🥺」 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~玄鳥去 つばめさる~頃

          🕊️44候 「早く。。帰ってきて💧」 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~鶺鴒鳴 せきれいなく~頃

          お方さまは 都へ 私の心内を聞いてくださいますか? 一晩中。。。 お方さまは 温かい両腕で私を包んでくれました まだ。。そのぬくもりが残っているのに  朝早く ご用に上がるため 都へ旅立たれました 一晩中、愛された名残と。。引き離されるせつなさで 涙が止まりません 別れの朝の空 お方さまを見送った朝の空は 私が召しております着物のような 「薄浅黄色」 その朝の色と、その私の心を 三代目(ミズタマリいまこ)の祖父 田中二郎さんが 色と形にしてくれました 夫

          🕊️44候 「早く。。帰ってきて💧」 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~鶺鴒鳴 せきれいなく~頃

          🎑43候 「ぼくに話せって言うんだ。。。😨」  日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~草白露 くさのつゆしろし~ 

          三代目から突然三代目(ミズタマリ・いまここ)がさ! 「君は白露っぽいから、君がブログ話して!」って いきなり言うんだ😨 ぼくは、今まで「そこにいる」ことで、みんなを癒してきたんだ。。 だから 話すのは苦手だよ。。だけどさ。。長い付き合いの三代目からの依頼だから やってみる ぼくの姿は、後で貼り付けておくよ ぼくみたいな「白露」 日本古来の暦72候では、今ぐらいな時期(9月7日~11日)を 「草白露~くさのつゆしろし~」て呼ぶんだって 朝、草にいっぱい露がついて

          🎑43候 「ぼくに話せって言うんだ。。。😨」  日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 ~草白露 くさのつゆしろし~ 

          🌾第42候 「禾乃登~こくものすなわちみのる~」日本古来の暦72候でつづるテラコッタ物語🌾

          秋の息 稲穂が黄金色に実る頃 (9月2日~6日🌾) 8月は、暑さと汗で、髪も 肌も 気持ちも 「パサパサ」にすさんでしまいました。。。 夏の情熱な息吹に 翻弄される毎日も、「天地始粛」の朝晩の涼しさに 「ほっ」とひと息。 気づくと稲穂が黄金色に色づいて、季節はすっかり落ち着き始めています 夏が「吐く息」なら 秋は「吸う息」。 躰にも「入れ込み」たくなる季節🍙 ふりかけご飯美味しそう~🩷 もうすぐ白露の時 季節のおかげで 心もやっと落ち着いて 次に来る季節「

          🌾第42候 「禾乃登~こくものすなわちみのる~」日本古来の暦72候でつづるテラコッタ物語🌾

          🌨️第41候 「天地始粛~てんちはじめてさむし~」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌨️

          暑さも落ち着き、朝晩の肌寒さを感じる頃(8月28日~9月1日) 今朝、やっと肌寒い朝を迎えました🍂  暦どおりでホっとします 日中の暑さは残っていますが、空と空気は澄んでいて、川面や山ぎわが、いつもより冴えわたって見えます。 この澄みきった空の下には。。。やっぱり「秋桜🌸」が咲いてて欲しい。。。 そして。。秋桜 ⇒ お母さん とシナプスが自動的に繋がる私。 ↑ こちらの、素焼きテラコッタに彩色された造形作品は 父 田中伸幸 作 「慈母観音」 私の姉妹たちは、この慈

          🌨️第41候 「天地始粛~てんちはじめてさむし~」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌨️

          🌼第40候 「綿柎開 ~わたのはなしべひらく~」頃 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌼

          ~日本古来の暦~ 日本古来の暦72候では 今の時期を「綿柎開 ~わたのはなしべひらく~」と名付けています 綿が「綿の花」のように見える頃 (8月23日~27日) ~秋は白~ 古来の日本では秋を、「白秋」ともいいます。                           中国の陰陽五行思想が起源で、白は透き通るようなものの意味 秋の透き通るような空気感が「白秋」に込められていますね 俳句の秋の季語の「色なき風」も、その静謐な風の色を 繊細に感じ取った言葉 ~何色

          🌼第40候 「綿柎開 ~わたのはなしべひらく~」頃 日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌼

          🌫️第39候 「蒙霧升降~ふかきりまとう~」ころ 日本古来の暦でつづる テラコッタ物語🌫️

          深い霧が、朝を覆う頃 (8月17日~22日)🌫️ 朝早く宗像大社へ向かう堤防を車で通っていましたら 田畑を覆う霧が、堤防を横ぎり、 横を流れる川(釣川)へ ゆっくり流込んでいました 真っ白い大きな龍神様が、堤防を渡られているようで 思わず手を合わさずにいられなかったです その龍体の霧は 柔らかく優しい印象 宗像三女神さまだったのでしょうか? © 2022 mizutamari imacoco     (tanaka jiro shinkou photo・sto

          🌫️第39候 「蒙霧升降~ふかきりまとう~」ころ 日本古来の暦でつづる テラコッタ物語🌫️

          🌾第38候 「寒蝉鳴~ひぐらしなく~」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌾

          もの悲しい声で、ヒグラシが鳴く頃(8月12日~16日) ヒグラシの声を聞くと・・・・夏の勢いで盛り上がった気分が 「スーッ」と引いて、我に返るように感じます。  「熱した心を鎮めてくれる声」「秋を気づかせてくれる声」なのですね 若い頃は、秋をもの悲しく感じていました。。。。でも今は! 「シャインマスカット食べたい🍇」「梨、美味しそう🍏」「お洒落してどこに行こう~🩷」と 感受性が、かなり厚かましく、豊か(?)なものになりました😅 暑さも、涼しさも、夏の名残も、切な

          🌾第38候 「寒蝉鳴~ひぐらしなく~」日本古来の暦でつづるテラコッタ物語🌾

          🍃日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 第37候「涼風至~すずかぜいたる~」🍃

          夏の暑さが極まり、秋に向けて涼風が吹き始める頃(8月7日~11日) まだまだ夏真盛りの暑さが続いています 朝5時に窓を開けると、暦どうりに涼しい風が「フワ~~っ」と入っきて、 「小さな小さな秋の種」をプレゼントされたようなリッチな気分になりました🍃 今日の早朝の西の空は、秋の気配を感じる、さめざめとした水色でした (↑こんなイメージの水色) 先人達は、微かな季節の変化を、色や匂い、肌の感覚で、敏感に感じていたのでしょうね🍃 東の空は「夏と秋が合わさった」ような色でし

          🍃日本古来の暦でつづるテラコッタ物語 第37候「涼風至~すずかぜいたる~」🍃