なぜ泣くの

なぜ泣くの
なぜ泣くの

どうして泣くの
どうして泣くの

自分でも分からなかった

涙があふれて止まらない
ちょっとだけ分かりかけてきた

母のいない現実を受け止められる時にはね
涙は出ない

でも夢ならいいのに
還って来て欲しいと
思うと
涙が止まらない

自分のなかで夢と現実が
ごちゃ混ぜになる

ごちゃ混ぜになると

あふれてくる
涙が止まらない

生きているのか
死んでいるのか

本当は生きていて欲しい
まだまだ生きていて欲しかった

そんな気持ちがあふれ出す
あなたにはわからないでしょう
この気持ち
分かれとは言わない

神とわたしのおはなしだもの

亡くしてみないとわからない
唐突に泣きたくなる
泣いている

みんな神の元に還っていった

わたしはまだ生きないといけないの
涙が止まらないと
思うことは
「お母さん、迎えに来て」

お母さん、夢でもいいから出て来てよ

みんなどうやって耐えるのか
乗り越えるのか

教えて欲しい