カレンダーをめくる
月めくりのカレンダー
毎年毎年買っている
不思議なご縁で繋がった
お社さんの描かれるカレンダー
昨年は1月から12月までそれぞれの月にあう絵が描かれてていた
最後の月、12月はかわいらしい雪だるま
まさか母がその月にいなくなるなんて思いもかけなかった
今年のカレンダーは文字が描かている
9月は「勇気、笑いましょう」
って言われても全く笑えない
1月からどんな文字が描かかれているかも記憶にない
毎月めくっているはずなのに
こころに残らない
わたしのこころはここにあらず
めくってもめくっても
目にも留まらない
いつめくったのかも記憶にない
母の家とわたしの家に一部ずつ
どっちの家のカレンダーもわたししかめくらない
月に2回はめくっているのに
全く心に入らない
わたしのこころはどこかに行ったまま
行方不明になっている
来月はなんて描いてあるのだろう
「本来の自分 光明生命」
人間は光なんだ
光以外の何者でもない
きらきら光る波のように
きれいなもの
素敵な言葉をみても
こころは固まったまま
いつも母が用事を書き込んでいたカレンダー
今はわたしが書き込む
来年の月めくりのカレンダーはどんなデザインになるのだろう
きっと母はもうわかっているね
おやさまの側にいるから
そしてわたしは来年のカレンダーを毎月めくるんだろう
いつかはいつかは明るくなって
月めくりの
輝く言葉のように生きてゆきたい
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