
Photo by
masumiyutaka
こころ閉じて
他人にはこころを閉じて生きてきた
ちょっと見せてはすぐ閉じる
かなしい性
ちゃんとこころを開いても
相手が開いてくれなくて
すぐに嫌な気持ちになる
嫉妬されることもある
人から見るとしあわせなのか
苦労をいっぱいしてるはずなのに
そう見えないのか
去ってゆく
いつか必ず去ってゆく
わたしの前から
人を信じてはいけないよ
母だけがこころの底から
頼りだった
信頼できる存在だった
今だってやさしい人はいるけれど
どこまで信じていいのかな
だあれも
だあれも
こころの奥からは
信じきれない
今は神と自分だけ
もっと強くならないと
ひとりで生きてゆかないと
孤独と友だちにならないと
でも頑張らないで
人さまの作品を読む
不思議に思うことがある
この人はただ表面的に明るく取り繕っているのか
自分は家族といてしあわせとアピールしたいのか
そんなことはない
みんな必死に生きている
けれどわたしには薄く感じる
こころの深い深い奥にあるはずのひだのようなものを
受け止めているのか
流してはいないのか
それはわたしのひがみだろう
いじけだろうと
分かっている
甘ったれのわたしには
ひとりぼっちは辛すぎる
家族がいてもいなくても
楽しそうに
愉しそうに
対話をしてる人たちもたくさんいる
人間には闇の部分もあるはずなのに
それをうまく隠しているのか
わたしのこころは閉じたまま
暗い暗い自分と向き合っている
人と関わりたい思いと
関わられるのがめんどくさいという気持ちが交わってくる
うまく関われない自分がいる
うざくなる
逃げたくなる
不器用なのか
それがわたし
神だけが
わたしの閉じたこころを分かってくれる
他人は相手にしないこと
孤高に生きてゆくこと
付き合いは浅くていいこと
こころに決めて
こころを閉じて
いいなと思ったら応援しよう!
