ほんとはね

いつも暗くてごめんなさい
明るいわたしでいたいのに

ほんとはね

こんなにも
うちひしがれるとは思っていなかった

ひとりぼっちはさみしいものと
母と一緒に過ごした月日は戻らない

喧嘩もいっぱいしたけれど
わがままばかりを言ってたけれど

息子が来ても帰る家はここではない
つがいでいる彼らとわたしは違うから
ちゃんとひとりで生きてゆく

相手が欲しいとは思わない
誰でもいいなんて思わない
ただむなしいだけ
相手がいてもこころの通わぬ仮面夫婦
そんなのゴメン

ほんとはね
嘘偽りのないこころのつながりだけを求めてる

メッキのこころはダメダメなのよ

見えないこころを求めてる
本物を求めてる

息子は息子、母には孫でしかない
ちょっと離れる
わたしの思い分かってくれとは感じない

ほんとはね
ほんとはね
母のそばにずっと居たかった
もっともっと居たかった

ほんとはね…