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rarodado
泪が出る
気のあった友だちとランチを食べる
半年ぶりに
そこのお店はよく母といっていた
何年ぶりだろう
お店のソムリエさんは顔馴染み
挨拶をされる
母のことを思い出す
母も一緒にいたのかな
笑顔で側にいたのかな
あの可愛らしい母
「美味しいね」って
いっていたのかな
買い物をして
友だちと別れ
ひとりになる
帰り道
なんだかね
かなしくなる
泪が出る
誰もいない真っ暗な家に向かうから
五時を過ぎると暗くなる
家の前
道には落ち葉が舞っていて
いつもきれいに掃いていた母を思い出す
また泪が出る
「お母さん、さみしいよ」
真っ暗な道にスマホのライトをつけて
出来るだけきれいに
落ち葉はきをする
どうしても去年の今ごろは何をしてたか考える
母は必死に生きていた
必死に、必死に
もういない
今はもういない
魂だけの世界にいる
母は笑って天の国にいるんだね
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