十日に一度
今日は朝から暑い一日
わたしにとっては大切な日
神様詣では御霊を祀る
母があの世に旅立って
早十ヶ月
まだ受け入れられもせず
かなしみは波のように押し寄せる
寄せては返す波みたい
大丈夫な時と大丈夫ではない時が
行って返って来るように
大波、小波、さざ波と
時間が経てばなくなるものでは無いらしい
御霊様には香りを捧げ
ご先祖様へ
両親に母方の祖父母
わたしの知る大切な人たち
あの世に還った友人も思い出す
午後からは枇杷畑にある神山へ
雅楽の鳴り響くなか
祀られている観音様におまいりをする
山から見渡す景色には
以前には見えないものが感じられる
山の上、空気が澄む
御霊の蝶々に導かれ
「この世は綺麗なところ」と言っていた
あの世に戻った友の言葉を思い出す
神山から戻ると
おやさまのおはなしが始まっている
後悔は自分がつくるもの
あの世に還った魂たちも喜んでいる
見えない世界のお話しは
楽しくて明るくて
怖くない
やさしいやさしいおやさまの思いを知る
癒される
身体はくたびれ果てたけど
こころは魂はよろこびでいっぱい
十日に一度
神様に会いに行ける
これがわたしの今の生きがい
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