修正大血管転位と診断されて5 ~三十路を過ぎた今~

久々に再開した検診と今の状態


現在36歳。
前回の記事では実は深く悩んでいたと打ち明けました。
そして病院から足が遠のいたと。
そこから8年ほど、病院に行きませんでした。
やばいですよね。その間にもし何かあったら取り返しがつかないことになってたかもしれないんですよ。

それでも検診に行く勇気がでなかった。
それくらい怖かったし悩んでいたんですよ。幸い病院にさえ行かなければ普段は忘れてられるのでね。完全に逃げてましたね。

しかし30歳を過ぎ、そろそろ現実を見ないといけないなと思うようになりました。
それはただ現実を見るだけでなく、現状を理解し未来をどう生きるか。
若くして死ぬ前提で人生を生きるのか、おじいちゃんまで生きて大往生するプランで生きるのか、考えなければならないと思ったからです。

そして33歳になり、ひっさしぶりに検診の予約をしました。
久々なので大した検査もできず、レントゲンと心電図、血液検査といつもやってる3点セットと、担当医師と話して終わりです。

『久しぶりだね〜』そりゃ言われますよね。
正直に言いました。嫌になってたと。

そして、過去のデータが古すぎるから、一回調べようとなり、エコーやホルター心電図(24Hずっと心電図を測ります)、そしてMRIをすることになりました。

結果は・・・・なんと!!悪くなってます!
正確には悪くなったのか、昔からこんな感じだったのか、通院していない空白の時に徐々に悪くなったのかはわかりません。

ではどこが悪いのか。
まずは心臓壁が厚くなってるとのこと。
記事1でも伝えたとおり、これは弱い左室が動脈に耐えずつけた結果、筋トレみたいになって心臓の筋肉が厚くなったのです。これについてはレントゲンで常に確認してたので少しずつ少しずつ厚くなってるのは聞いていました。
え!?じゃあ強くなってるから良くなったんじゃ!?なんて思う方もいるかもしれません。私も一瞬思いました。
残念ながら、これが逆に良くないそうです。心臓は収縮拡張をしポンプのように血液を全身に送りますよね。筋肉がついてしまうと、このポンプ機能を阻害してしまうようです。怖い〜。

そして二つ目。これはかなり精神的にきましたね。
左室駆出率(EF)という項目があります。
これは超簡単に言うと、心臓のポンプ機能がどれだけあるかを示す数値です。大きく拡張して、小さく収縮する。この差が大きいほど力が強くなるのはわかりますよね。
そしてEF値は健常者で50~80%らしいです。だいぶ開きはありますが、50%を超えていれば心臓の機能としては大丈夫らしいです。

そして私の値は・・・46%!
50%超えてればOKならそんなに変わらないよねと思いました。
しかしこの差が大きいみたいです。
確かですが・・・
40~49%は要注意、40%以下は危険!!的な感じだった気がします。
つまり、私は要注意となってしまったのです。

つまりは、、心臓が確実に機能低下しているという、誤魔化せない結果が出てしまったのです。

この日の病院帰りは、友人呼び出して酒飲みましたね。柄にもなくその友人に弱音吐いちゃいました。

今の思い

検診で悪くなってるのを知ってから、色々考えるようになりました。
今後の人生について。
ちなみに私は独身です。学生の頃や20前半まではそれなりにお付き合いしてた方もいたんですがね。
全てとは言いませんが、この病気の事も要因の一つでした。もし結婚して若くして死んでしまったら残された妻や子供に申し訳ない。
そんな思いもあります。だからできる限り誰にも迷惑かけずに生きていこうって。。ほんとは今でも結婚したいなって思ってます。

最近、自分の病気をもっと知ろうと調べました。
そしたら見たくないものが目に入ってしまったんですよね。
”50歳過ぎて生きているのは稀である”

え!????

あと15年も無いの?俺の人生?

80過ぎても生きているなんて報告も聞きました。
生まれてすぐ、10代までで無くなる確率が多く、20歳を超えて何もなければ安定するなんて話も聞きました。
普段から症状が何もない私は、もしかしたら普通の人と同じく、普通に人生を全うして、おじいちゃんになってから死ぬんじゃないかと心のどこかで祈るような期待をしています。

それでもやっぱり無理な期待だったのかな。なんて今思ってます。
老後のためにそれなりに貯金する。
今を精一杯生きて悔いのないようにする。

そんな究極の二択選べます?
今を全力で生きて、もし長生きしちゃった時にお金がなくて生活できません!なんて事になっても悲惨ですよね。
ほんとどうしたらいいんでしょう。
頭ぐちゃぐちゃですよ。

ダレカタスケテー

って事で、、きっと決まらないままダラダラ生きていく気がします。

さてさて。深いブログかと思いきや半分はただの吐口です。
今後も生きている限り、検診のタイミングで更新していこうと思います。
次回は12月予定!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?