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仙台で撮影した、ふたつの顔を持つ試験車クモハ591形と牽引車クモヤ740形
国鉄381系電車の基礎となった高速試験車両のクモハ591形。車体傾斜装置を搭載した3車体の連接構造で、異なる先頭部の形状が特徴でした。登場から半年もたたない頃に見学会が実施され、仙台へと撮影に行ってきました。
(この記事は2019年9月に会員限定記事として配信したものです。)
3車体とも車号はクモハ591-1
クモハ591形は曲線区間を高速で通過できるよう、車体傾斜装置を備えた試験車として1970(昭和45)年3月に竣工しました。形式からわかるように交直両用電車で、当初は仙台運転所(現在のJR東日本仙台車両センター)に配置され、主に東北本線で試運転が行われていました。
▲Mc1寄りからの編成見付け。全高が低いのでかなり押しつぶされたように見える。特急のシンボルマークが右端にあるのが珍しい(1970年8月9日、楠居利彦撮影)。
鉄道友の会の行事としてクモハ591形の見学会が同年8月9日に行われ、私は前夜発の急行「まつしま」で仙台に向かいました。仙台着は早朝なのでひとまず自由行動となり、仙台運転所に到着したのは午前10時頃だったと思います。
クモハ591形は3車体の連接車で、上野寄りからMc1-M2-Mc3となります。1編成を1両としているので、車号は3車体とも「クモハ591-1」、外部の標記は中間のM2のみとなっています。
▲青森寄り、Mc3の先頭部。あまりスピード感のあるデザインとはいえない(1970年8月9日、楠居利彦撮影)。
先頭部はMc1が平屋根の左右非対称2枚窓、Mc3がクハ481形300番代のような高運転台となり、パンタグラフはM2とMc3の上野寄りに取付けられています。
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