初めて見て乗った 関西の鉄道 第2回
はじめて関西の鉄道に接する機会となった鉄道友の会関西支部が主催した「関西の鉄道を巡る2日間バスツアー」。ツアー1日目の午後から2日目の様子とともに、ツアー終了後に1人で回ったときの写真をご覧いただきます。
(この記事は2021年5月に会員限定記事として配信したものです。)
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ツアー1日目の午後は近鉄から開業前の東海道新幹線の車両基地へ
バスツアー1日目の午後、近鉄八戸ノ里から新幹線の鳥飼基地へ向かいました。10月の開業に備えて0系が搬入され、整備の終わった編成が数本留置されていました。私鉄の車庫に比べると桁違いに広く、午後のきつい日射しに歩き回る元気もなくなりかけていました。電気軌道検測車(922形)に改造された試作1000形B編成を撮れたのが一番の収穫です。
▲小型DLで引出された26形。扉脇に列車名を表示するサボ受けが付いている(1964年8月1日、楠居利彦撮影)。
▲これが当時の最先端だった新幹線。まだ0系という呼び名は一般化していなかった(1964年8月1日、楠居利彦撮影)。
▲運良く試作の1000形B編成を改造した922形が見られた(1964年8月1日、楠居利彦撮影)。
宝塚電車館に着いた頃にはだいぶ陽も傾き、満足な写真は撮れていません。ここで1日目の見学は終わり、日本のグランドキャニオンといわれる蓬莱峡を経由して有馬温泉に向かいました。
▲宝塚電車館に保存のN5号車。説明板には日本最古の電車と記されている。京都のN電のようだ(1964年8月1日、楠居利彦撮影)。
▲阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道の1形。10両は京阪電鉄京津線に転じている(1964年8月1日、楠居利彦撮影)。
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