形態は多種多様 昭和41年に撮影した東急電鉄の旧型車両たち
東急電鉄田園都市線の溝の口~長津田間が開業した1966(昭和41)年、3000代を冠する旧型車両が目蒲線や池上線をはじめ、東横線でも主力車両として使われていました。その形態は多種多様です。
(この記事は2021年7月に会員限定記事として配信したものです。)
撮影はレンズシャッター式の一眼レフカメラで
今から半世紀以上前の1966(昭和41)年、東急電鉄ではこの年の4月1日に田園都市線の溝の口~長津田間が開業しています。私は大学の専攻課程に進んで時間に余裕ができたのと、そこそこまともなカメラを使えるようになったので、首都圏の大手私鉄を中心に撮り歩きをしていました。
▲デハ3150形3155。昭和2年、川崎造船製で、屋根が深く腰高のスタイルは、この頃の同社の特徴といえる。運転室の奥行き拡大などで前後の扉位置は変更。中間にはサハ3100形が連結され、最古参と2番目に古い形式の組み合わせとなる。撮影場所は蒲田駅の近くで、当時は駅の手前で目蒲線と池上線が合流していた(1966年2月5日、楠居利彦撮影)。
そのカメラは一眼レフではあるけれどレンズシャッター式で、シャッターを切ったらミラーは上がったままです。レンズも標準だけなので変化のある写真は撮れませんが、どの車両もほぼ同じ角度で写っているから、今になれば個々の比較などにはこの方がよかったと思います。
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