大社の快進撃
1. 試合の概要
第106回高校野球選手権大会の第11日目、3回戦で島根代表の大社高校が、西東京代表の早稲田実業を11回タイブレークの末に3-2でサヨナラ勝ちしました。
大社高校が「夏」に3勝するのは今回が初めてであり、8強入りは前身である大社中時代の1931年(第17回大会)以来、93年ぶりとなります。
また、島根県勢が夏に3勝するのは、2003年(第85回大会)の江の川(現石見智翠館)以来、21年ぶりであり、夏の8強入りは2021年(第103回大会)の石見智翠館以来、3年ぶりです。
2. 試合のハイライト
試合は1-2で迎えた9回裏、大社高校が無死一、三塁からスクイズで同点に追いつき、2-2でタイブレークに突入しました。
10回は両校とも無得点のまま進み、11回表を大社が無失点で切り抜けると、その裏、無死満塁の場面で7番打者の馬庭優太(3年)が自らサヨナラ打を放ち、劇的な勝利を収めました。
今大会2試合連続勝利を挙げているエース左腕の馬庭優太(3年)は、11回を149球の力投で2失点に抑え、ピンチを切り抜けるたびに雄たけびを上げ涙を流しました。
3. 大社高校の快進撃
大社高校の快進撃は止まりません。
彼らの戦いぶりは、過去に話題をさらった佐賀北高校や金足農業高校を彷彿とさせます。
強豪校を次々と撃破しているため、その実力も確かなものです。
そして、何よりも「甲子園の魔物」を味方につけていることが、この快進撃の最大の要因と言えるでしょう。
割れんばかりの声援が球場に一体感を生み、相手チームの本来の実力をも失わせ、予期せぬエラーを引き起こす要因となっているのです。
4. 次の対戦相手と展望
次の対戦相手は、昨年ベスト4に進出した強豪校、神村学園です。
実績や実力を考えると、大社高校は劣ってしまうかもしれません。
しかし、今の大社高校なら勝ってしまうかもしれないという期待が膨らんでいます。
それは、私だけではなく、日本中がそう感じていることでもあり、これが「魔物」として神村学園に襲いかかるかもしれません。
本当に楽しみな一戦となりそうです。
5. 高校野球の魅力
そして、残りのチームも強豪校ばかりで、ベスト4をかけた戦いが非常に楽しみです。
やはり高校野球は、見る者すべてに勇気や感動を与えるものであり、その魅力に今年も心を奪われています。
8強の全力プレーを心から楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。