荷造りに手をつけてない
明日こそは本気で荷造り開始だと意気込んで昨夜は眠ったはずだが、起きると寒くて布団の中でゴロゴロしてたら昼になって、布団から出てリビングに行ったら職場でもらったプレゼントの山と手紙の山とが床に散らばっていて、これを片付けないと荷造りできないなぁとぼんやりしてたら、昼過ぎに妹からのLINEで、親がコロナになったというニュースを聞いて正気に戻った。
なんてこった。
このタイミングで。
親は心臓に軽い疾患があり、それ以外にも免疫系の病気を持っているので心配である。
入院とかになれば今旅立つわけにもいかない気がするし、航空券の日程変更は明日以降は不可能となるタイミング。
一つでもフライトを逃せば全て無効となる世界一周航空券なので、日にちをずらせなければ乗るしかない。
流石の私もパニクって、旅に持って行く予定だったコロナに効くという結果が最近出た葛根湯と、旅に持って行く予定だった粉末のポカリと、いちごや龍角散やSpO2が測れるスマートウォッチなどを用意して実家に向かった。消毒セットや防護系のグッズも職場から持って帰ってきた荷物の中に混ざっていたのでそちらもそのまま持って行った。
実家の玄関の前にそれらを置いて、弟に家の中に持って入ってもらい、トイレや洗面台の消毒、自宅隔離のゾーニングを外からリモートで指示した。
昨日で仕事を納めてホッとしたのも束の間のドタバタコロナ騒動である。
軽くしか旅のことを伝えられていないので、旅の前に実家に顔を出そうと思っていたが、家族と顔を合わせるのがあまり気乗りはしなかったため、これで会わずに済むし嫌味も言われなくて済むし失望されなくて済むなと思った。
でもこれは、大事に至らずに回復したらの話で、良くない事態になれば私は最悪な気分となる。変な汗が出る。
今のところ、そこまで重症ではなさそうなので、自宅療養で様子を見ることとなった。
私はとりあえず一旦はタイに飛び立ってしまい、良くない事態になりそうなら、すぐにLCCでタイから大阪へUターンしようかとなんとなく思っている。半日で帰って来れるし、まあ大丈夫だろうけど、そういう手段も頭の片隅に置いておこうと思った。
小さい頃から、いつも私が楽しみにしているイベントの直前に、皮肉や嫌味や色んな手を駆使して毎回最悪な気分に突き落としてくれる人なのだが、今回はそうきたか、と思った。
でもコロナなら仕方ない。
むしろ、本人の意志じゃないから、ちょっと気が楽に思えた。
もちろん元気にはなってほしいけど。
今は私に嫌なことを言う余裕もなさそうだから言われずに済むし、たとえ言われても、この状況の親を置いて私は旅立つのだから、嫌なことを言われて傷付けられてもそれは当然の報いだと自分で納得できるからそんなに傷付かないで済む。相手を恨まなくて済む。
結果良かったのかもしれない。
友達にそんな私の良くない考えを伝えると、「めっちゃ分かるわ。元気になるのが大前提やけど、あんたのおばちゃんの攻撃は強烈やから、あんたの心のためにはちょうど良かったんちゃう。」と一緒に不謹慎な思いになってくれた。「それにきっとすぐ良くなるやろしな。」と言ってくれた。
そんなこんなでバタバタしていて今日も荷造りに手をつけぬまま眠気に襲われている。
もう荷造りをするのは諦めた。
明日は午前中は祖父母の墓参りをして、しめちゃんと昼から友の墓参りに行って夜はヤサグレ会である。花束は要らないと前々から伝えていたので同僚からの花束は約束通りなかったが、患者さんや外部の事業所から花束をもらってしまったので、それを墓にそなえられるからちょうどいいやとしめちゃんに伝えた。
日曜は鎌倉殿最終回とM-1グランプリがあるし、多分、荷造りは無理だ。
どう考えても荷造りは月曜の夜から始めることになると思う。
ちなみに私の旅立ちは火曜である。
もう長旅ではなく3週間くらいの旅だと思うことにした。そしたらいつもの感じで気楽にパッキングをすればいいし。
海外旅行保険の英文の付保証明も取り寄せて郵送してもらうのに1週間かかるから今から間に合わないことが今日分かったし、もういいや。(て言うか、なぜ今時、書類をPDF化してメール添付対応にしないのか。こんちきしょう。)
最後にぐだぐだになってきたけど、何事も諦めが肝心。なので今日は全てを諦めて眠ることにする。
もやもやnoteは仕事を辞めたらもう書くネタはないだろうと思ったらまだあった。これがもやもやnote納めになればいいけど。
しばらく見納めの本日のいつもの風景。