【ほぼ日の塾】課題を落としたのに、みっともない自分にうれしくなってしまった話。
ほぼ日刊イトイ新聞が主催する、
「ほぼ日の塾」に3期生として参加させてもらっています。
授業の内容は書けませんが、
心が震えるような、すばらしい経験をさせてもらっています。
課題は3回あるのですが、
私は今日、2つ目の課題を落としました。
入稿締切を明日だと勘違いしていたのです。
あらかじめ
「いかなる理由があろうと、締切時間を過ぎたら受け付けられません」
と言われていたにもかかわらず、
私は4回もお願いしてしまいました。どうか入稿させてください、と。
丁寧に対応いただいたスタッフさま、忙しいのに本当に申し訳ありません。
そしてありがとうございます。
全部自分が悪いのに。みっともない。
でも、どうしても載せてほしかった。
まさか締切を勘違いするなんて。ありえない。
でも、見てほしい人たちに、読んでほしかった。
だめだとわかっているのに、すがるような真似して恥ずかしい。
でも、初めて書いた自分の思っていること、世に出したかった。
簡単に諦められるものじゃなかった。
締切を過ぎていたと知った瞬間、目の前がサーっと灰色になり、
全身がゾワッと逆立つような感覚になりました。
本能で「うそ、やばい、まさか」と反応したのがわかりました。
それから数時間は上の空。
目の前の仕事を淡々とこなしてはいましたが、心ここにあらずでした。
あの心がふやける感覚は、元彼が自分の友達と浮気していたのを
友達本人から告白された4〜5年前以来です。
あー、この感じ、すごい久しぶりだなー…と、
トイレにこもって自分を俯瞰していたときに気づきました。
私、こんなにショックを受けるほどに想いをこめていたんだ。
これはすごいことかもしれない。
私は感情の起伏、とりわけ「怒」が少ない人間で、大抵のことをそつなくこなします。恥ずかしながら、怒られたこともあまりありません(これは人生における課題だと思っています)。失敗しないように生きてきて、それがいつのまにか感情に蓋をするという処世術になっていました。
だから、内側からグワッと感情が湧き上がり、
みっともなくすがるような真似って人生でほぼしたことありません。
元彼の浮気も、思いっきり泣いたけどすがるようなことはありませんでした。
今日私は、壁を壊すことができました。
みっともない自分にようやく出会うことができたんです。
悲しいはずなのに、途中から光がさしたように嬉しくなってしまいました。
何かの一歩を踏み出した気がしています。
課題を落としてしまったのは残念なことなのですが、
やはりすばらしい経験をさせていただきました。
ほぼ日の塾は、教わる講義がすごくたくさんあるわけではないのですが、
体をゆさぶられ、心が上下左右に動く経験をさせてもらっています。すごいなぁ。
今回の課題にはどうしてそんな想いを込められたのか、
そしてそれはどんな内容だったのか。
スタッフさんに許可をとれたら、こちらで公開したいと思います。
本当はあそこに載るはずだった私の初めての言葉を。