感情が昂ぶったときの治療法 〜原美術館 <ソフィ カル ─ 限局性激痛>より〜
ちょっとしたことでモヤモヤイライラが止まらないとき、対処しないでいると勝手に頭がさっきの件を考えてしまう。
「やっぱりあれはおかしい」「ああ言えば良かった」。
囚われている時間が長ければ長いほど、燃え尽きたはずのすすはどこからか再び熱を帯び、しまいには炎まで灯してしまうことがある。これがどうしようもなく疲れて、非生産的であることは経験上、知っていた。
大事なプレゼンに出る、一気に酔っ払う、みたいな強制的に気持ちを切り替えさせられるイベントがあればいいのだが、そうでないことが