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【大学入試小論文】切磋琢磨できる友人のつくり方についての解答例
友人とは、楽しく過ごすだけでなく、お互いを高め合う存在でもあります。特に、学業やスポーツ、将来の目標に向かって努力する中で、切磋琢磨できる友人を持つことは大きな成長につながります。しかし、「どうすればそんな友人をつくれるのか?」と悩む人も多いのではないでしょうか。本記事では、小論文で問われる可能性がある「切磋琢磨できる友人のつくり方」について、具体的な考え方と解答例を紹介します。
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【ある人の解答例・大学入試小論文】切磋琢磨できる友人のつくり方とは?
筆者は、「心の友」はヒューマン・ケミストリーによって得られ、人生における最大の財産となるが、そう簡単にはできるものではないと述べている。では、「心の友」を作るためには何が必要なのか。私は、その鍵は「自分の世界」を広げることにあると考える。
ここでの「自分の世界」とは、自分の興味・関心、価値観、経験の積み重ねといった、自分自身を形作る要素の集合体である。「自分の世界」を広げることで、新たな分野に興味を持つ機会が増え、それが多様な人々との出会いにつながる。たとえば、一つの分野に強い関心を持ち、その道を極めるのも素晴らしいことだが、多方面にわたる関心を持つことで、より広いネットワークを築くことができる。その結果、「心の友」と巡り合う確率も高まるのではないだろうか。
具体例として、近年利用者が急増しているマッチングアプリを考えてみよう。プロフィールには年齢や職業だけでなく、趣味や特技、休日の過ごし方など、多くの項目が並んでいる。もし、趣味の欄が空白だらけの人と、スポーツ、音楽、読書、旅行など多くの関心を持つ人がいた場合、どちらにより多くの人が興味を抱くだろうか。おそらく、後者の方が会話のきっかけが多くなり、より多くの出会いを生むだろう。そして、多くの出会いがあるほど、価値観が共鳴する相手と「マッチ」する可能性も高くなる。
もちろん、一つの分野を極める中で「心の友」と出会うこともあり得る。しかし、人との出会いは連鎖するものだ。誰かとの縁が新たな縁を呼び、そこからまた未知の世界が広がる。こうした連鎖を生むためにも、自らの世界を広げ、多様な人と出会う姿勢が重要なのではないだろうか。
以上より、「心の友」を得るためには、積極的に自分の世界を広げ、さまざまな人と出会うことが不可欠である。それが、新たな価値観と出会い、人生をより豊かにする第一歩となるのだ。
切磋琢磨できる友人をつくるには?
お互いに刺激を与え、高め合える友人をつくるには、以下の3つのポイントが大切です。
1. 共通の目標や向上心を持つ
同じ目標に向かって努力する仲間とは、自然と切磋琢磨できる関係になります。勉強、スポーツ、芸術など、自分が成長したい分野で努力している人とつながることが大切です。
2. お互いに励まし合い、競い合う
ただ仲が良いだけでなく、時にはライバルとして刺激し合う関係が理想的です。「あいつが頑張っているから、自分も負けていられない!」と思える存在が、成長の原動力になります。
3. 正直なフィードバックをし合う
お世辞ではなく、良い点は褒め、改善すべき点は率直に指摘し合える関係が理想です。互いに本気で向き合うことで、より成長できる関係になります。
まとめ
切磋琢磨できる友人をつくるには、自分自身も向上心を持ち、努力を続けることが大前提です。成長を目指す環境に身を置き、同じ志を持つ人と関わることで、自然と良い仲間に出会えるでしょう!