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大学入試面接のポイント:合格に向けて失敗しないための注意点

大学入試の面接は、合格への大きな一歩を踏み出すための重要なステージです。学力試験や書類選考をクリアした受験生にとって、面接は自分の魅力を直接伝えるチャンス。しかし、緊張や不安から実力を発揮できずに失敗してしまうことも少なくありません。本記事では、大学入試の面接で失敗しないためのポイントと注意点を詳しく解説します。これを読んで、万全の準備を整え、自信を持って面接に臨みましょう。


大学入試面接での注意事項まとめ

大学入試面接では、緊張や不安でいっぱいだと思いますが、以下のことを頭に入れて、実践できれば、大丈夫です。受験は、皆、緊張や不安でいっぱいなわけですから、安心して面接に臨みましょう。

注意事項

  • 聞かれていることを答える。

  • 結論から言う。

  • 誇張しない

  • 嘘はいわない。

  • 語尾を締める

以上の5点です。それでは説明していきます。

【注意事項1】聞かれていることを答える

たとえば、「高校時代に頑張ったことは何ですか?」と質問されたときに、延々と、苦労した話や思い出話になってしまう人が少なくありません。「聞かれていることは、頑張ったこと」ですから、そのことを述べないといけません。

【注意事項2】結論から述べる

たとえば、「好きな科目は何ですか?」と質問されたときに、「正答は一つしかないにも関わらず、解法は何通りもあって、いろいろと思考できる楽しさがあるので、数学が好きです。」これでは、いけません。

まず、結論ですね。「数学です。理由は、正答は一つしかないにも関わらず、解法は何通りもあって、いろいろと思考できる楽しさがあるからです。」と【結論】→【理由】の順で述べていきます。

【注意事項3】誇張しない

面接で、嘘は言語道断ですが、誇張するのもよくありません。客観的な事実ベースで質問に応えないといけまません、たとえば、「得意な科目は何ですか?」と質問されたときに、「英語です。とても好きで、毎日8時間勉強したり、短期留学で多くの外国人と友人でたりして、日常の会話なら英語で話せます。」これではいけません。理由が、主観的で、毎日8時間?と誇張してないかと思われるからです。

「英語です。日々の習慣に英語の学習を取り入れた結果、高校2年生で英検準1級を取得できたことも自信になっています」こう答えると、客観的な事実である英検準1級があることで、日々の習慣の英語の学習の信ぴょう性も信頼につながります。

【注意事項4】嘘はいわない

「嘘はいわない」当然のことですね。合わせて、「知ったかぶり」もよくありません。特に、事実・知識を聞かれたときに、知ったかぶりをすると、墓穴を掘ることになります。

たとえば、「Aについて説明してください」と言われたときに、軽々に「~です。」と発したがために、その答えに対して、また質問で返され、答えられなくなっていくということになりかねません。事実や知識については、専門で研究してきた教授陣ですから、見抜かれてしまいます。

【注意事項5】語尾を締める

自分の発言の終わりが大事です。「声が小さくなって、最後は何を言っているか聞き取れなかった」と判定される場合もありますし、「いつ発言が終わったかあいまいだった」と思わるかもしれません。

この事態を避けるためにも、「最後まで、はっきり述べる」「~です。以上です。」と言って、発言が終わったことを示しましょう。

面接対策におすすめの参考書

面接での高評価されるポイント

  • 自信を持って述べる

  • わかりやすくはっきり述べる

  • プラスのイメージで好印象を与える

  • 志望大学・学部・学科のアドミッションポリシーに合致しているか。(一致)

  • 提出書類に偽り・矛盾はないか。(誠実)

  • 大学で学ぶ姿勢は感じられるか。(意欲)

  • 高校生としての人となりはどうか。(教養)

の7点です。

【ポイント1】自信を持って述べる

○私は、医者になることが目標です。そのために貴学をしました。
×私にとって、難しいかもしれませんが、医者になることが目標です。そのために貴学をしました。
自信がないような発言、恥ずかしがっているように発言するのは避けましょう。とにかく、自信を持って、プラスの文言で述べていきましょう。

【ポイント2】わかりやすくはっきり述べる

○私の長所は、リーダーシップを発揮できることです。高校時代には、サッカー部の部長として、チームを引っ張ってきました。
×私の長所は、リーダーシップがあることです。そして、健康的で元気です。また、コミュニケーション能力もあります。英検も準一級を獲りました。
➨あれもこれも述べるのでなく、言いたいことは1つまたは2つに絞って。その述べたことについてのエピソードを交えることで説得力が増します。

【ポイント3】プラスのイメージで好印象を与える

○たしかに、体育の成績は良くありませんでしたが、体力には自信があるので、介護の仕事にも就けると思っています。
×たしかに、そうですね。正直、自信はありません…
➨たとえ、鋭い指摘をされても、それを認めたうえで、前向きな発言に徹し、努力していくことをアピールしましょう。

【ポイント4】志望大学・学部・学科のアドミッションポリシーに合致

これが最も大切なポイントですね。志望理由書や活動報告書などの書類からも判断し、最終的に実際見て確認するのが面接となります。

志望理由書や活動報告書などの書類は、第3者のアドバイスや添削が入り、何度も推敲をして作られたものであるものは、大学は承知です。ですので、面接で確認するのです。

面接では、誰からのアドバイスを受けることもできませんし、自らの言葉で語る必要があります。大学側は、いろんな質問を通して、「志望大学・学部・学科のアドミッションポリシーに合致しているか。」を確認することができます。

事前の用意で。ある程度は対処できますが、17,8年生きてきたその人の「人となり」は、付焼刃的にはどうすることもできないので、そこを面接で判断するというわけです。

【ポイント5】提出書類に偽り・矛盾はないか

ここも大事な評価ポイントです。志望理由書や活動報告書などの書類について、根掘り葉掘り尋ねることで、そのことに偽りがないか、矛盾がないかを大学側は質問してきます。

記述されていることに偽りはなくとも、その事実に誇張がありすきないか、美化していないかなど判断してきます。志望理由を語るにせよ、何か活動したことを語るにせよ、気持ちを乗せて、正直に回答することが望ましいです。

【ポイント6】大学で学ぶ姿勢

大学入学後の姿勢も判断されます。入学後の計画、展望などは述べられるようにしておくといいでしょう。もうすでに、提出書類として、記述している人は、それを繰り返し読しておきましょう。

ただ暗記(暗唱)するだけでなく、実際に大学に入学したことをイメージして、気持ちを躍らせるような気持の高ぶりがあるといいです。

【ポイント7】高校生としての人となり

高校生としての人となりとは、具体的には、「服装(制服)の着こなし」「挨拶」「姿勢」など全体像から、「教養」の部分の評価もされます。

ここでいう「教養」とは、「正しい日本語を使える(言葉遣い)」「高校生として知っておきたい時事用語・知識」などがそれにあたります。

日ごろから、意識しておきたいことです。

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