見出し画像

【中学理科】神経系と反射

こんにちは!今回は、私たちの体をコントロールする「神経系」と、思わず体が動いてしまう「反射」についてお話しします。
例えば、熱いものに触ったとき、考える間もなく手を引っ込めた経験はありませんか?これは「反射」という神経系の働きによるものです。神経系は、体中に張り巡らされたネットワークのようなもので、私たちの動きや感覚を素早く調節しています。
この記事では、神経系の基本的な仕組みや反射がどのように働くのかをわかりやすく解説します。日常の不思議な体の反応を、一緒に学んでいきましょう!

神経系

神経の回路

ヒトの神経系は、神経細胞からなり、中枢神経と末しょう神経からできています。

  • 中枢神経…大脳、間脳、中脳、小脳、延髄、せき髄の6つからなります。

  • 末しょう神経…感覚神経と運動神経からなります。

せき髄は、背骨の中にある中枢で、せき髄反射を行います。感覚神経は、感覚器官から中枢へ刺激を伝えます。また、運動神経は中枢から筋肉へ命令を伝えます。

意識的な行動と反射のちがい

  • 大脳を中枢とする反応は、大脳による思考や判断がともなう意識的な反応です。(例)本を読む。字を書く。

  • 大脳以外を中枢とする反応は、せき髄や延髄などで処理される無意識の反応で、特に反射という。(例)熱いものに手をふれると、思わず手をひっこめる。

せき髄反射の特徴として、大脳へ行かずに反応するので、反応時間が速いです。

大脳の経路

  1. 感覚器官(皮ふなど)

  2. 感覚神経

  3. せきずい

  4. 脳→ここで判断

  5. せきずい

  6. 運動神経

  7. 運動器官(筋肉など)

大脳以外の経路

  1. 感覚器官(皮ふなど)

  2. 感覚神経

  3. せきずい→ここで判断

  4. 運動神経

  5. 運動器官(筋肉など)

刺激と反応のポイント

「熱いものにふれて思わず手を引っ込めた」という反応では、「手を引っ込めろ」という命令は、脳からでなく、せきずいから出るため、反応までの経路が短いです。このため、短時間で反応が起こるので、危険から身を守るうえで都合がいい。このとき、「熱い」という感覚は、後から生じます。

  • 刺激…外から生物に加えられる物理的、化学作用のこと。

  • 反応…刺激を受けた時、生物が行動を起こすこと。

反応の経路

刺激→皮ふ(感覚器官)→感覚神経→せきずい→運動神経→筋肉→反応

刺激と反応のポイント

「熱いものにふれて思わず手を引っ込めた」という反応では、「手を引っ込めろ」という命令は、脳からでなく、せきずいから出るため、反応までの経路が短いです。このため、短時間で反応が起こるので、危険から身を守るうえで都合がいい。このとき、「熱い」という感覚は、後から生じます。

  • 刺激…外から生物に加えられる物理的、化学作用のこと。

  • 反応…刺激を受けた時、生物が行動を起こすこと。

反応の経路

刺激→皮ふ(感覚器官)→感覚神経→せきずい→運動神経→筋肉→反応

いいなと思ったら応援しよう!