見出し画像

【中1理科・第6講】光の性質

私たちの身の回りには、光が関わるさまざまな現象が溢れています。例えば、まっすぐ伸びる影、鏡に映る自分の姿、水に差し込む光が曲がる様子、そして雨上がりに現れる虹──これらはすべて「光の性質」によるものです。でも、どうしてこんな現象が起こるのでしょう?今回の授業では、「光の直進」「反射」「屈折」「分散」といった光の基本的な性質を詳しく学んでいきます。これを理解することで、日常の何気ない光景が少し違って見えてくるかもしれませんよ!一緒に光の秘密を解き明かしましょう。

光の性質のポイント

  1. 光の直進性

    • 光は直線的に進む性質がある。

    • 例: 太陽の光が木の間から差し込む様子(木漏れ日)や、懐中電灯の光。

  2. 光の反射

    • 光が物体の表面に当たると跳ね返る現象。

    • 反射の法則: 入射角と反射角は等しい(光が当たる角度と反射する角度は同じ)。

    • 例: 鏡に映る姿や湖面に映る景色。

  3. 光の屈折

    • 光が異なる物質(例: 空気から水)を通るとき、進む方向が曲がる現象。

    • 空気から水へ進む場合、光は水中で遅くなり、境界面で曲がる。

    • 例: 水に入れたストローが曲がって見える現象。

  4. 光の全反射

    • 光が屈折せず、すべて反射する現象。

    • 光が密な物質(例: 水)から疎な物質(例: 空気)に進むとき、入射角が一定以上になると起こる。

    • 例: 光ファイバーの技術で利用されている。

  5. 光の分散

    • 光がプリズムを通ると、色ごとに屈折する角度が異なるため、虹のように分かれる現象。

    • 太陽光は白色光で、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色からなる(虹の色)。

  6. 影の形成

    • 光が直進するため、物体が光を遮ると影ができる。

    • 光源が1つの場合: はっきりした影(本影)ができる。

    • 光源が複数の場合: 薄い影(半影)ができる。

生活や実験での応用例

  • レンズを使ったカメラや眼鏡の仕組み。

  • 鏡を使った光の反射実験。

  • 水やガラスを使った光の屈折観察。

  • プリズムやCDを使った光の分散の観察。

これらの性質を理解することで、日常の不思議な現象や技術の仕組みが見えてきます!

いいなと思ったら応援しよう!