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【高校英文法】準否定語

英語学習者にとって、「否定文」はおなじみの文法事項ですが、その中でも「準否定語」という言葉を聞いたことはありますか?「準否定語」とは、一見否定のように見えるけれど、実際には完全な否定ではないニュアンスを持つ言葉のことです。例えば、「hardly」や「rarely」といった言葉は、「全く~ない」わけではなく、「ほとんど~ない」という微妙な否定の意味を表します。このような準否定語を正しく理解することで、英語表現の幅を広げることができます。本記事では、準否定語の特徴や使い方、そして例文を通じて、学習者がスムーズに使いこなせるようになるためのポイントを解説します。

準否定語

頻度や程度が非常に少ないことを表す表現を準否定という。

  • seldom・rarely…頻度が少ない「めったに~ない」

  • hardly・scarcely…程度が少ない「ほとんど~ない」

  • few…数が少ない「ほとんど~ない」

  • little…量が少ない「ほとんど~ない」

準否定の位置

seldom・rarely・hardly・scarcelyは副詞なので、be動詞・助動詞の後、一般動詞の前に置かれて否定文を作ります。

<例文>

  • He rarely stays home on Sundays. (彼は日曜にはめったに家にいない)

  • There is scarcely any chance for us to win the game. (我われがその試合に勝つ見込みはほとんどない)

few / little とa few / a little

few・ littleは「ほとんどない」と否定的な意味を表すが、a few・a title は「少ないがいくらかある」と肯定的な意味を表す。

<例文>

  • Few people had to stand in the bus. (バスの中で立たねばならない人はほとんどいなかった)

  • A few people got on the bus. (2.3人がバスに乗った)

  • I have little money now. (私は今お金がほとんどない)

  • Give me a little money. (お金を少し下さい)

little + 動詞

(little + 動詞)は「全く~しない」の意味を表す。このlittleは副詞。

<例文>

  • I little dreamed I would see such a famous person as you. (あなたのような有名な人に会おうとは夢にも思わなかった)

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