高校英文法で押さえるべき!話法の基本と使い方を解説
話法(Reported Speech)は、誰かの言葉や考えを伝えるための重要な文法項目です。直接話法(Direct Speech)と間接話法(Indirect Speech)の使い分けを正しく理解することで、より自然な英語表現が可能になります。しかし、「時制の一致」や「代名詞の変化」など、複雑なルールに戸惑うことも少なくありません。
高校英文法では、話法のルールや例外をしっかり押さえることで、読解や作文、試験対策に大きな力を発揮します。この記事では、話法の基本的な構造から、試験に出やすいポイントやよくあるミスまで、丁寧に解説します。話法をマスターして、英語力をさらにレベルアップさせましょう!
話法の転換の基本型
話法には、直接話法と間接話法の2種類あるわけですが、これらがどのようなものかを。「直接話法→間接話法」の書き換え方とともにみていきます。
直接話法…” ”を使って人の言葉(伝達内容)をそのまま伝えるもの。
間接話法…thatなどのつなぎの語を使って、伝達内容を「話し手」の立場から間接的に言い換えたものです。
話法の直接話法から間接話法の転換では、
基本の形
人称代名詞の変化
時制の一致
場所・時などを表す語句の変化
の4点に気をつけながら転換していきましょう。
1.話法の基本の形
(1)「メアリーは頭の良い子だ」とケンは言う。
【直接話法】Ken says,”Mari is a bright girl.“
【間接話法】Ken says(that)Mary is a bright girl.
(2)「メアリーは頭の良い子だ」とケンは私に言う。
【直接話法】Ken says to me,”Mari is a bright girl.”
【間接話法】Ken tells me(that)Mary is a bright girl.
2.人格代名詞の変化
(3)「彼は両親を愛している」と彼はいう。
【直接話法】He says,”I love my parents.”
【間接話法】He says(that)he loves his parents.
(4)「僕は君を愛している」と彼は彼女に言う。
【直接話法】He says to her,”I love you.”
【間接話法】He tells her(that)he loves her.
3.話法の時制の一致
(5)「私は空腹でない」と彼女は言った。
【直接話法】She said,”I am not hungry.”
【間接話法】She said that she was not hungry.
伝達動詞が過去形であれば、伝達内容の時制をそれに一致した形にします。
4.場所・時などを表す語句の変化
(6)「今この仕事はできない」と彼は私に言った。
【直接話法】She said to me,”I can’t so this work now.”
【間接話法】He told me that he couldn’t do that work then.
<場所と時制の直接話法から間接話法で変化する代表的な語句>
this→that
these→those
here→there
now→then
today→that today
tomorrow→next day the following day
yesterday→the day before
~ago→~before
さまざまな話法転換
疑問詞のある疑問文の場合:say to A ,”疑問詞のある疑問文?”→ask A 疑問詞 S+V.
疑問詞のない疑問文の場合:say to A ,”疑問詞のない疑問文?”→ask A if(whether) S+V.
伝達内容が命令文の場合:say to A ,”命令文”→tellなどA to do.