エスペラント語を学んでみる?
新しい外国語、英語じゃない言語を学んでみたいというあなたへ。
エスペラント語って知ってますか?
たぶん知らない人が多いと思う、この「世界共通語」エスペラント語。
だから上記の記事を見つけたときには、うれしかった!
まず簡単に説明します。(以下「日本エスペラント協会」の情報参照)
どんな言語なの?
ポーランドのお医者さん、ザメンホフが1887年に作った人工の言語なんです。
目的は?
世界の共通語って英語じゃないの?と思いますよね。
しかし、
英語は、特定の国、アメリカやイギリスの言葉です。 こういった英語が母国語の人々にとっては都合がいい言語になります。それを外国語として勉強する必要のある人にとっては、不都合かつ不公平と考えられ、そこに、エスペラントの理想・理念があります。
エスペラント語を作ったザメンホフは、ポーランド人でした。
当時、ポーランド人、ロシア人、さらには、ユダヤ人、ドイツ人の間で、言葉や宗教の違いで、戦争がたくさんありました。
そこで、ザメンホフは、言葉が異なる民族同士が、平等な立場で使える共通語エスペラントを作ったんです。
でも実際にエスペラント語を公用語とする国はありません。
じゃあ、勉強する意味あるの?
ここなんです!よく聞かれます。勉強したって、話す機会がないのでは?と。
私がエスペラント語を勉強したのは、旦那が「面白そうだから一緒に勉強しない?」と誘ってきたからでした。
当時、私も同じことを彼に聞いたんですよ、「使える国がないじゃん、無駄だよ!」と。
でも、調べてみると、世界中に勉強している人がいて、コミュニティも各国にたくさんあるんです。
そして、エスペラント語普及のために世界大会が毎年開催されたり、各国にエスペラント協会があったりします。
私たち夫婦は、エスペラント語アイルランド協会にメールをして、北アイルランドにだれか先生はいないか、と問い合わせたところ、私たちの自宅から車で30分のところに、超有名なエスペラント語話者の家族が住んでいることが判明。
彼らに連絡を取って、家庭教師をしてもらったんです。
彼らは、北アイルランド出身の旦那さんとイングランド出身の奥さんの老夫婦。息子二人を英語とエスペラント語でバイリンガルに育てた、という家族みんなでエスペラント語を話す家族なんです!衝撃すぎる!
私たちは、まだまだ上手に話せる段階ではないのですが、基本的な文法を彼らに教えてもらいました。
今では、言語学習アプリのDuolingoにもエスペラント語コースがあるんですよ。
だからたくさんの人がDuolingoで学んでいるそうです。
実は、ポリグロットのなかには、あえてエスペラント語を学ぶ必要はない、と宣言する人も多くいます。理由はやはり勉強したってその言語を公用語とする国がないとか、文化的にまだ浅い、などです。
でも、検索してみると、エスペラント語の雑誌・小説・音楽はたくさん出てきます。ラジオ番組だってある。
そして、上記に書いたような理想を掲げて作られた言語だけあって、勉強している人たちは、本当に平和主義で、オープンマインドな人が多い、というのが私の印象です。
日本にもたくさん学習者がいるそうです。
italkiには、エスペラント語の先生も登録されています。
上記はエスペラント語カバーバージョンのAdeleのHello
ヨーロッパ言語のいろいろな部分を組み合わせてできたような言語なので、ヨーロッパの言語を学んでいる人なら少しわかると思います。
うちの旦那はスペイン語が母国語なので、エスペラント語もけっこう簡単に理解できるのが悔しい!
ということで、今日はエスペラント語の紹介でした。
日本では、常に、そしてこれからも、「英語」学習ばかりが優先されますが、ほかの外国語・言語を勉強してみるのも面白いです!
今日もHappy Language Learning!
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