~緑内障との向き合いと選択(2)~
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日は、“~緑内障との向き合いと選択(2)~”。
前回(1)では、左目に緑内障を罹患している筆者が、普段から食べ物等では緑内障に良いとされる栄養素を含んだものを摂るように心がけていることのほか、過去に1度眼科医の先生から"そろそろ目薬(の開始)を検討しては"と提案を受けたもののお断りをしたことがあったことまでをつぶやきました(なお、その後は、左目の視神経は小康状態で、現在に至るまで新たに目薬開始の提案はいただいていません)。
前回(1)はこちら。
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さて、筆者が、眼科医の先生から目薬の開始の検討を提案されたもののお断りしたのは、以下の事情からでした。
まずは、前提として、それほど進行しておらず、進行は極めて遅いタイプの緑内障であるという事情がありました。
それが大前提ではありますが、お断りした最大の理由は、筆者の自分自身の性格によります。
緑内障の目薬というのは、基本的に、一度開始すると、目薬によって眼圧をコントロールするようになるため、一生目薬を続けることを覚悟することが必要になります。他方で、それほど悪くなる前に"眼圧をコントロールして進行を遅らせる"ものであるため、"回復した!!すごく良くなった!!"といった効用を実感するのが困難なものなのです。
このため、筆者は、
このような形の目薬を、続けていくことができるだろうか・・・?
と、自分の性格に照らして自信がなかったという事情がありました。
筆者は、普段の生活では決められた薬を毎日服用等することはできるほうですが、ひとたび、旅行等で日常生活を離れると、思い切り何日でも忘れてしまうことがあります。外国の長期旅行などしようものなら目も当てられない事態も考えられてしまいます。
ちょっとした風邪薬では、このようなことも許されるでしょうが、緑内障の目薬でこのようなことは許されないでしょう。
そして、実は、過去に、緑内障に罹患された芸能人の方が、目薬を開始していたものの、段々つけなくなってしまい、その結果、あるとき突然、眼圧が急激に上がって緊急手術を受けた、などという記事を読んだことがあり、この記事を読んで、正直、ぞっとしてしまったことがありました。
そして、自分の性格からすれば、普段は目薬を忘れなくても、何かの事情で日常生活を離れた際には、思い切り忘れてしまう可能性が大である、
どうせ、そのような事情で緊急手術を受けるに至る可能性があるならば、目薬を差す生活は選ばずに、可能な限り食べ物等やその他の生活で目を大切にする生活をして少しでも緑内障の進行を遅らせることができる可能性に賭けよう、ダメならその時に手術を受けるしかない、
という結論に至ったのでした。
この選択は筆者が自分の責任で決めた選択です。
選択が絶対に正しいかどうかは断言はできませんが、この選択が正しかったと言えるように、これからもずっと、生きている限り、目に良い生活を心掛けていきたい、と日々想っています。
なお、同じような症状の方に、筆者と同じ選択が正しいとは、到底、言うことはできません。
目薬を開始するかどうかは本当に悩ましいことですが、それぞれ、ご自身で、自分の目にとってもっとも正しいと信ずる選択をされてください。
(終)