～猫のいる生活 その８ 運命のソファ～
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日は、"猫のいる生活 その８ 運命のソファ"です。
猫のいる生活のさりげない楽しさを、つぶやきたいと思います。
遡ること２０１９年１２月、引っ越しを機に、自宅で仕事をする書斎を整えたいと考えていた筆者は、ニトリの某店舗で、あるシングルソファに目を奪われます。
それが、こちら。
ネイビーに近いブルーと木の色合いがとても気に入りました。
そして、座り心地もとても良いのです。布張りの優しい座り心地がとても気に入りました。これなら、仕事していても、リラックスできて、疲れにくいかも、、と。
お値段もほどほど（当時、1万7000円台だった記憶です）。
難点は、仕事用のつくりではないため、オフィスチェアよりも高さが低いこと。机と椅子とで使うとき、高さが足りなく感じられるかもしれない、という点でした。
ですが、ニトリのこの椅子は、このタイプの椅子の中では、比較的高さもあるほうなので（42センチ）、それほど、高さが足りないことに悩まされることはなさそうでした（導入以降、気になることはありませんでした）。
店舗に展示してある上記のソファを何回も（勝手に）展示されている机の前に運んで試したりして、遂に購入を決心したのです。
展示品購入ではなく、店舗に在庫はないようで、年末年始を挟んで、2020年1月初旬にゲットできることになりました。
さて、年を越して、待ちに待った2020年1月初旬。
待望のシングルソファが自宅にやってきました。
といっても、完成形で来るのではなく、パーツが入った段ボールがやってきます。これから、自分で組み立てなくてはなりません。
これによると、組み立て時間は「20分」とのこと。
しかし、測ったわけではありませんでしたが、20分という短時間で組み立てられた感覚ではありませんでした。作業で疲れたからかもしれませんが。
筆者は、すでに机が置かれている書斎で必死に組み立てました。
結構力も使いました。
だから、組み立てが完成したときには、汗だくでゼーハーゼーハー。
でも、完成できた達成感と充実感に満たされます。
これから、このソファでいろいろな作業ができる・・・。
色合いも綺麗。。。
そんな気持ちに浸っていたとき。。。
すももが書斎に入ってきました。
すももは、筆者が組み立てて完成したばかりのソファに目をとめます。
そして、まるで導かれるようにソファに近寄ってきて、ソファの側面から
スッ
と手を伸ばしたのです。
その次の瞬間。
バリバリバリバリバリ
なんと、すももが、筆者が完成したばかりの新品ソファの布で、思い切り爪を立てて爪とぎを始めてしまったのです。
筆者は、思わず、
きゃああ、何するの！？！？！すもたん！！！
と絶叫。
筆者の反応をちらっと見たすももは、その場では、そのまま書斎から立ち去って2階にのぼっていきました。
それから3年あまり。私がニトリの店舗で出会い、必死で組み立てた椅子は、こんな無残な姿になってしまいました。
ご覧のとおり、すでに内側の素材もむきだしになってしまっていて、このままではなおも爪とぎや噛みつきをし続けるすももの健康にも影響しかねないため、代替わりで交換することになりました。
同じ製品の新しいものを購入し、古いこちらは粗大ゴミ。
古いお椅子には、お別れのご挨拶。
3年間ありがとう。
私の「仕事の椅子」としても、すももの「爪研ぎベッド背もたれ付き」としても、大変お世話になりました。
同じ製品の新しく来てくれたお椅子には、これからよろしくお願いいたします、のご挨拶。
私の仕事と、「爪研ぎベッド背もたれ付き」として使うニャンコをよろしくお願いいたします。
という経過を経て、数ヶ月あまり、現在に至ります。
すももは相変わらずです。
すでに、新しくきてくれたソファにも未来の兆候が現れています。。。
これはあたしの椅子なのよ。
あたしの爪研ぎベッドなの。
という当たり前の表情でバリバリと使うすもも。
そうだよね。
わかっている。
これはももたんと私の運命のソファだったよね。
そしてももたんこそが優先されるべき。
これからもずっとずっと。
（終）