見出し画像

【海外幼児教育&カナダ公立小学校】日本の小学校との違い(教員編)

こんにちは!
カナダの小学校でお仕事をしているNorikoです。

今回はカナダの公立小学校で働いてみて教育者の立場として感じた日本の小学校との違いについてお話します。私は日本では教育者として働いた経験はないので比べることはできませんが感じたことを書いていきます。
 

1、教育者がお休みを取る時
教育者が年休&病欠を申請するときはオンラインのプラットフォームを使ってお休みを取得します。私の働いている教育委員会では正職員ではない教育者もたくさん働いていて、その人たちが欠員がでたクラスをカバーします。私の学校では毎日数クラスは欠員が出てカバーの教員がきているので、比較的お休みは取りやすい環境だと思います。

2、担任教師は「準備時間」が設けられている
1日に40分間教室を離れることができます。その時間を埋める教員がいて、その人は40分ごとに違う教室を訪れて担任教師からクラスを任されます。40分間は保護者からのメール返信やプリントの準備など授業に必要な準備をする時間にあてられています。

3、職員室がない
職員室の代わりに事務所があります。事務所には事務員さんと校長&教頭先生のオフィスがあります。教育者は出勤&退勤も自分の教室からです。教育者間のコミュニケーションはスタッフルームでみんなでお昼ごはんを食べながらワイワイと話す感じです。

4、休憩時間
教育者の休憩時間は20分と40分の2回に分かれています。スタッフルームでお弁当を食べたり、コーヒーを買いに行ったり、自由時間です。家が近所の人は家に帰ってご飯を食べることもあります。

5、事務所の役割
職員室の代わりにある事務所には事務員さんがいて、さまざまな対応をしてくれます。保護者からの電話対応、連絡なし欠席児童の家庭への連絡、軽い怪我や体調を崩した生徒の対応、備品管理など本当にこまごまとしたことの対応をしてくれています。私もお世話になりっぱなしです。

6、用務員
用務員さんは学校内のメンテナンス、掃除などを主にしてくれています。教室内で生徒が水とかをこぼした時もモップを持って駆けつけてくれます。

7、労働組合
カナダの教員の労働組合はしっかりと機能している印象です。確か4年ごとに政府との話し合いがあって、給与面、福利厚生、クラスサイズなどこまごまとした決め事を話し合います。話し合いが決別することもよくあって、そのときはストライキに突入します。カナダ生活で最も驚いたことの一つに学校がストライキによって閉鎖されるということです。政府と教育者の労働組合が合意に至るまで子どもは自宅待機です。しかもこれはカナダ国内ではよくあることで、本当にびっくりしました。

8、保護者への対応
私の教育委員会では主にオンラインのプラットフォームを使って保護者とのやりとりをします。Facebookの教育版みたいなものを、生徒&保護者、教育者が登録しています。ダイレクトメッセージ機能やクラス内での連絡事項もここにアップできます。教育者と保護者は主にこのダイレクトメッセージ機能やEメールで連絡を取ります。緊急連絡は学校の事務所に電話してもらい、事務所から担任の教室に連絡がいきます。もし担任と電話で話す必要があるときは授業のない時間かつ教育者の勤務時間内に時間を決めて電話対応します。

どうですか?日本の教育現場とは全然違いますか?
私はカナダの小学校でしか働いた経験がないので比べることはできませんが、カナダの教育現場の様子はこんな感じです。

まだまだカナダの教育関係のお話をできたらと思うので引き続き応援よろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!