スパキュイジーヌがステキな薬膳でした♪
五感で楽しめると、心も体も内臓も喜びます。
ステキなディナーをいただいたので、薬膳的に勝手に解説しちゃいます。
ご機嫌力を高めるホテルステイ
心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。
大好きなホテルにひとりで宿泊してきました。
スパキュイジーヌという温泉とお料理のプランを楽しみましたよ。
今月は、「オータムハーベストフェア」。
窓際の席を案内していただきました。
素材の雫~アミューズ・ブーシュ~
灘は酒蔵があり、そこの酒粕を使ったクリームチーズのようなもの。
じゃこと岩塩のバランスが絶妙でした!
酒粕は、お腹を温めて血流を良くしてくれるもの。
温泉のあとに食べると、さらに内臓がほっこりします。
戻り鰹の焼き霜と菊花 淡路玉葱とにんにくの芽のサルサ・セボラ
戻り鰹を2種類のドレッシングでいただきます。
菊花のドレッシングは、重陽の節句だから。
菊花は緊張を緩めてくれるお仕事も。
玉ねぎドレッシングは少しスパイシーで、味変を楽しめます。
鰹は胃腸を整えて体力を回復させるので、夏バテしやすい今の季節にピッタリ。
肺や肌を潤わせる白木耳もあって、テンション上がりました~!!
オクラも潤いを作ってくれます。
そして、酒盗のパウダーが美味しすぎて、パンにつけてキレイにいただきました♡
豆銘と香住産甘エビ 高野豆腐のメルバ
豆銘(とうべい)とは熊本の郷土料理で、豆腐の味噌漬けだそうです。
それと甘エビとスナップエンドウで、ディップのように。
クラッカーのように見えるのは、なんと高野豆腐。
ひらひらしているのは、花びらだけを揚げたものでサクサクしていて美味しかったです。
高野豆腐のメルバにディップを乗せていただきます。
めちゃくちゃ気に入ったので、高野豆腐メルバを作ってみようと思います♪
豆腐は潤いを作るので、今の季節にピッタリ。
国産栗南瓜のポティロンスープ
栗とかぼちゃって、秋っぽくて好き。
フワフワの泡が温かさをキープしてくれて、ゆっくりいただいても美味しかったです。
栗は足腰を強くして体力アップ。
咳や痰も改善するので、咳が出やすい秋には◎ですね。
先程エビも食べたので、さらに補腎♡
かぼちゃも肺を潤わせるので、空咳やコロコロ便の解消に。
栗とかぼちゃの組み合わせは、秋冬の薬膳なんです。
アトランティックサーモンと新レンコンのハッセルバック 花房ファームのパプリカのアルビュフェラ
普段は漢字の世界にいるので、カタカナが多いと読めない…
アルビュフェラは、赤パプリカのソースだそうです。
サーモンは、胃腸がお疲れ気味の方の疲労回復をします。
蓮根も胃腸を整えてくれるのですが、このハッセルバックの食感がサーモンと絶妙なバランスで良かったです。
仔羊の骨付き背ロースと秋野菜 シャルドネ林檎ビネガーとフィグ
灘区のお酢メーカーのシャルドネ林檎ビネガーを使っているそうで、買って帰りたかったのですがすっかり忘れており…
またどこかで探してみます。
仔羊は体を内側からしっかり温めてくれるもの。
レアな仔羊とフィグソースと赤ワインが合いすぎて、言葉を失い…。
いちじく好きにはたまらないソースでした。
骨周りに残っているお肉も美味しくて、フィンガーボウルも出してくれるのが嬉しい!!
灘の酒香る焼き菓子
まあるい大きな器がやってきたと思ったら、焼き菓子でした。
石が敷き詰められているのですが、このおかげで温かいの。
指でそのままパクっといただけるのも嬉しい。
落ち葉焚き~紫芋 紅麹米 黒胡麻~
メニューを見て、なんだろう??とずっと疑問だったのですが、ほんとに落ち葉焚きだった!!
紫芋のアイスを囲っているのは、紅麹米で作った焼き菓子。
黒胡麻のケーキや焼き栗もあり、周りには炎を表す紅い実も。
あとは、メゾンプティフール、ホテル特製ブレット、コーヒーを。
どのお料理も、香り、味、後味、食感などを楽しめました。
薬膳を知っていると、ステキなお料理がさらにステキにありがたいものになります。
何倍も楽しめるから、薬膳やっていてよかった~!と思います。
ご馳走様でした。
おしまい。
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