気管支炎の記録(2)時系列と病院の選び方
このシリーズは、話すことがメイン業務である私が「気管支炎で声が出ない」という致命的な病気になったことの記録です。
現在は在宅勤務ですが、土曜日の漢方相談から復帰予定です。
▼趣旨はこちらをご覧下さい。
まずは時系列で
神戸市中央区の咲美堂漢方薬房で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。
漢方薬店では、症状の対症療法だけでなく、根本的な原因に基づいてお話します。
咲美堂中医学院では、「覚える」より「イメージを膨らませて感覚を身につけて実践する」ことを大切にして、中医学・薬膳と九星気学を伝えています。
まずは、時系列で簡単に…。
太文字のところは、別投稿で解説をします。
8/16(金)
朝起きたら声が出ない。
掛かり付け耳鼻科が休業のため、ネットで調べた初めてのA耳鼻科へ。
1時間近く待って、診察室でのどを見て「赤いですね。薬(トラネキサム酸)出すのでうがいして休んで」と言われただけ。
帰宅後、念の為に自分で抗原検査をしてコロナ陰性。
なんとなく納得行かず、自分で症状と薬について調べて、セカンドオピニオンでカメラで見てくれるB耳鼻科へ。
カメラを入れると、かなり重度の気管支炎であることが判明。
抗生物質や去痰剤をいただく。
8/17(土)
16日の夜中に発熱し、終日38度台。
解熱剤は使わず、ひたすら寝る。
8/18(日)
解熱したので、1日家でゆっくり過ごす。
8/19(月)
咳が出るのでB耳鼻科に行こうと思ったが、予約が取れず…。
レントゲンがないそうので、検査設備が揃っているCクリニックへ。
喘息になりそうなので、吸入や飲み薬をいただく。
8/20(火)
ステロイド吸入が原因で眠れなかったので、時間を変更。
咳は少しでるものの、少し声が出る。
8/21(水)
在宅勤務。
ほぼ咳が出ず、声も普段の半分ぐらいは出るようになる。
快方に向かっている。
8/22(木)
在宅勤務。
咳は落ち着いて、声も短時間なら出るようになる。
病院の口コミは当てにならない
こちらのnoteの記事でも書いたのですが、病院の口コミは正直なところあまり期待しない方が良いと思います。
参考程度にして、それに振り回されないようしましょう。
すべての口コミが悪かったら、ちょっと考えものですが…。
口コミというのは「患者からの一方的な感想」であって、その人やドクターがそのときどんな状況かも分からないし、その口コミが正しいとも限りません。
受診した患者さん全員が書いている訳でもないですしね。
では、口コミが良くないのか…というと、そうでもなく…。
私は設備や環境を口コミでチェックしました。
意外とWEBサイトに書かれていなかったり、小さな病院はWEBサイトもなかったり…。
・清潔な院内
・鼻からのカメラをしてくれる
・血液検査をしてくれる
・その日のうちに結果が分かる
・レントゲンがある
・再診のネット予約がある
…など。
カメラやレントゲンがあっても、検査をしない先生もいらっしゃいます。
特に混んでいる耳鼻科さんでは…。
時間も手間も掛かりますもんね。
それでも、行ってみたら「あれ…?」ということも多々あります。
人柄についての口コミは、賛否両論あって当たり前…。
口コミをもとに完璧に見極めることなんてできないので、「とりあえず行ってみてダメならセカンドオピニオンを取る」というので良いと思います。
結果的に、ひとつめの病院では誤診でした。
でも、それを口コミに書こうとも思わないし、責めるつもりもありません。
私がその病院を選んだだけだから。
事実だけを受け止めて、感情はポイ…。
3つめの病院に行った理由
B耳鼻科に行ったときと違う症状が出たのですが、B耳鼻科の予約が取れず…。
めちゃくちゃ待たされるのと、レントゲンがないそうなので、設備が整っているCクリニックに行きました。
まず言われたことは…
「薬を処方されて3日目でまだ乗っているから、B耳鼻科に行って下さい」
事情を説明すると、「呼吸器なので、呼吸器科の方が良いと思います。うちは今日は呼吸器科のドクターではありません。耳鼻科に電話して予約外でもいいか聞いてみては?」と。
「え、WEBサイトには呼吸器もみるって書いているし、今日が違うなんて知らないぞ…というか声出ないから電話できないねん!!」と思いつつも…
「診ていただけないなら仕方ないですが、私は呼吸器科を知らないので教えて下さい。声が出なくて電話できないので、電話もできません。適切な検査をしてお薬をいただけるなら呼吸器の先生でなくてもいいです」と伝えると、診てくれました。
ここまですべて筆談。
経過もすべて紙に書いて持っていきました。
「感情的にならない」のがポイントです。
あとは、目力…(笑)
病院は病気を見つけてくれるところ
漢方の仕事をしていると「病院が嫌いなんです」とか「薬に頼りたくないんです」と言う方によく会います。
でもそれって絶対的な思考だな…と思うのです。
そんなことを言っていたら、命の危機のときに助けてもらえなくなっちゃいます…。
何事においても否定はできるだけしない方がいい…と思います。
あとで自分の立場が否定されますから…。
病院や薬が、「良いとか悪い」とかではないんです。
ありがたく、上手に使えばいいんです。
今回は、声帯か気管支だろうなと思ったので、鼻からカメラを入れて見てもらい、気管支炎が分かりました。
とてもありがたかったです。
自分では見つけられませんから…。
でも、そこから「治してくれる」わけではないのです。
なぜなら、気管支炎になった原因はいろいろあるけど、西洋医学は西洋医学の観点でしか見ないから。
なのですぐに漢方薬のお師匠様に連絡して、私の治療計画を立てました。
西洋医学と中医学の両方の観点から見て、私にぴったり合うものを考えたのです。
発症から7日目、かなり落ち着いてきました。
と書いていたら、肺がひっくり返るかと思うぐらいの咳が出て、涙が出ましたが…。
そういうこともあります…。
肺さんに相当なダメージを与えましたから。
一喜一憂しないことも、大切ですよね。
まずは、時系列と病院の選び方について書いてみました。
太文字の内容については、次回以降の記事で書きますね。
(1)はじめに
(2)時系列と病院の選び方(この記事)
(3)病院でもらった薬の考え方
(4)声がれや気管支炎のメカニズム
(5)漢方薬と薬膳
(6)九星気学での考え方
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それでは、今日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪
おしまい。
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