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《漢方処方症例検討》右手親指の先の痺れと違和感が、腕まで感じるようになった
中医学・漢方薬・薬膳が大好きな方や、お勉強中の方に症例の弁証から投薬までについて書いています。
ご相談内容
神戸市中央区にある漢方薬店「咲美堂漢方薬房」で、漢方カウンセラーをしている池田のりこです。
漢方相談の方の症例で、主訴は「手の親指から腕にかけての痺れと違和感」です。
問診日:2022年7月下旬
情報:Aさん(40代男性、自営業)
主訴:6月中旬から、右手の親指に痺れを感じる。
親指の先だけの違和感程度だったものが、感覚がないぐらいになってきた。
その痺れと違和感が腕にまで広がってきた。
随伴症:あまり眠れない(朝早く目が覚める)、嗜眠、軟便が多い、肩や肩甲骨まわりの筋肉のこり、スマホをよく見てスマホ首っぽい
舌象:写真あり
脈:細渋
診断のポイント
痺れのときに確認したいことが、頸椎について。
事故などで頸椎を損傷している場合は、漢方薬よりもまずはレントゲンなどで状況を確認すべきです。
Aさんは整形で検査をしておらず、受診までに漢方薬を試してみることにしました。
ヒントになったのは、右手の親指の先だけだったのか、徐々に腕にまで症状が出だしたというところ。
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