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セレブの仲間入り♪

しばらくnoteが書けなかったのは…
私もついにセレブの仲間入りをしてしまったから…

春がやってくると…

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

咲美堂がある地域では、こぶしの花が満開です。

そろそろ桜も咲くかなぁ~♪

そんなころに私、鼻水が止まらなくなりまして…

ついにセレブの仲間入りをしました…。

花粉症もないし、めったにカゼを引かないので、お世話になったことがなかったのに…。

いつもなら脈で気づくはずが、ちょっとうっかりしてしまって、カゼを引いたのか花粉症なのか…というところです。

カゼ>花粉症かな…と思うのですが、みんなが「花粉症やぁ~!!」と私を仲間にさせたがります…。

断固として「違う!!カゼです!!」と言っているのですが、それも我ながらどうかと…。

自慢にならん…。

こんなに鼻水が出るのは久しぶりで、「ティッシュ=汚れたものを拭くもの」という認識でしかなかった私は、ティッシュにこだわりなんてなく…

顔を洗って化粧水を着けるときに、「鼻のまわりがが痛い!!!」と泣きそうになったのです。

一瞬何事か分からなかったのですが、よく考えたらティッシュで鼻をかみすぎた…。

ということで、今日コンビニで買ってきました。
鼻セレブ。

はぁ~なんて柔らかいの♡
これ考えた人、天才!!


鼻水は鼻から出る水

花粉症だと仲間にしたがる友人たちと、カゼだと断固花粉症を認めない私ですが、そんなことはどうでもよく…。

花粉症であろうとカゼであろうと、鼻水は鼻水。

鼻から出る水です。

「鼻水を止める」よりも「なぜ出るのか?」を考えて、漢方薬を選びました。

「出る」ということは、どこかに水が溜まっていたということ。

鼻が出口の内臓は、肺です。

呼吸器だけでなく、全身の気をコントロールしている内臓さん。

最近忙しくてかなり疲れ気味で…
気を消耗していました。

じゃ、なぜ肺に水が溜まっていたのかというと…

それは、体が冷えて消化吸収システムの脾が働けなくて、水の不良在庫を抱えてしまったから。

動物たちが冬眠で寝るように、人間の内臓も冷えると動きが鈍くなります。

ちょっと内臓さんの声を聞いてみましょう♪

脾:あーさぶっ…。ほんまに寒いわぁ。こんなに寒かったら仕事してる場合ちゃうわぁ…。水なんか運ばれへん…。寝よ…。

肺:あぁ…なんか脾ちゃん拗ねてるなぁ…。手伝ってあげたいけど、私も寒くて眠いのよねぇ…。脾…ちゃん…手伝う…よ…zzzzz

脾は水が嫌いで、肺は水が好きで集めるタイプ。

うとうとしている肺さんでも、しっかり水は集めていたのです…。

そして、温かくなってくると…

肺:ん??なに?!なんでこんなに水溜まってるん?!きれいな水ちゃうし!!いらんやつやん!出さなーーーっ!!
脾ちゃん、寝とる場合ちゃうで!起きてーーー!!

脾:ふぁ~い…でも眠いなぁ…ムニョムニョ…zzz

と出すのが、鼻水です。
ただし、透明の鼻水ね!


鼻水の漢方薬

鼻水の特効薬として有名な漢方薬は、小青竜湯しょうせいりゅうとう

君薬:麻黄、桂枝
臣薬:乾姜、細辛
佐薬:五味子、半夏、芍薬
使薬:甘草

漢方薬って株式会社みたいなもの。

株式会社小青竜湯の経営理念は「冷えタイプの鼻水を出ないようにするぞ!」というもの。

社長さん(君薬)は、当然その仕事をしますよね。

麻黄と桂枝は、体を温めながら肺の気を整えて、溜まっている水を利尿作用で出します。

社長ひとりでは会社はまわせないので、右腕さん(臣薬)がいます。

乾姜と細辛が「社長ほどではないですが、私たちもがっつり温めて応援します!!」と社長のサポートをします。

でも、ちょっと違う職種(佐薬)も必要で…。

五味子が酸っぱい味で気の消耗を防いで、半夏で汚れたねばっとした水を取り除いて、芍薬が体の外側と内側のバランスを整えます。

みんな大活躍だけど、お掃除をしたり事務をする人(使薬)もなくてはならない人。

それが、甘草でみんなのまとめ役。

こうやって漢方薬は組まれているんです。
処方全体としては温めるもの。

だから、冷えが原因の鼻水にしか使えません。

どんな鼻水かというと、透明でサラサラのもの。

黄色く粘りがある鼻水は、熱タイプです。

お鍋の出汁を煮詰めていると、色が濃くなって粘りが出てくるでしょ?
それと同じ。


人をみて処方を決めよう

小青竜湯だけで効く人もいますが、体は常に変わるもの。

特にカゼは「風邪」と書くように、風邪ふうじゃが発病の原因で、風邪ふうじゃは風のようにコロコロ変わるという性格です。

だから、カゼの諸症状はコロコロ変わりますよね。

それをきちんと診断して、熱タイプになってきたら桔梗石膏などを使ったり、さらに冷えタイプになってきたら…というように考えていくのです。

カゼを治すのが一番難しいのです…。

なので、自分のカゼのタイプをよく知って、普段から常備しておくといいですよね。

うちは漢方薬店なので、いつでも漢方薬があるから助かります。

「じゃ、どうやって診断したらいいの??」と思いますよね。

そうできるようになるには、中医学の理論を知って、診断力を高めていくことが必須!

こういうことを「パーソナル食医養成セミナー」の上級クラスでお伝えしますよ。

薬膳のお話なので、食べ物のこともお話しますが、漢方薬処方からの分析もします。

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初級と中級については、こちらのまとめたページをご覧下さいね。

中医学と漢方薬と薬膳、楽しいですよ~!!

ぜひぜひ一緒に楽しく知識を身に着けて、実践していきましょう。

おしまい。


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池田のりこ 漢方カウンセラー・国際薬膳調理師
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