気遣いしすぎた結果、負担に!?
先日、あるトークイベントに関わった。大物の方がゲスト。
ところが話す内容が、先方(ゲスト)に届いていなかった。
当日の打ち合わせでゲストが「どういう話をしたらいいの?」と。
主催者側の上役はあたふた。
どうやら、担当者は、「どのような内容にしましょうか?」と
事前にゲスト側の事務所に尋ねたが、
返答がなかったとのことで、当日このような事態に、、、。
さて、みなさんは、このような事態、どこが気になりますか?
今回のケース、担当者は、ゲストの方を立てたつもりで、先方の事務所に
「どのような内容にしましょうか?」と伺ったと思うのですが、
これは、kobone案件ですね(笑)
ゲストは超多忙の方、その方や事務所側に、
1 から内容を打診するのは、かえって気遣いがなされていないと
思われてしまいます。
なぜなら、そのように言われたら、ゲスト側が主催者側のイベント内容や
趣旨から勘案しなくてはなりませんからね。
それは、先方にお手間をかけてしまいます。
返答がなかったのは、それを考える暇がなかったから、
もしくは、どうしてこちらが考えるのか?と
疑問に思われたからかもしれませんね。
この場合は、担当者は、どのような気遣いをすればよかったのでしょうか?
私が思うには、そのゲストの特徴をリサーチし、イベントの趣旨との
合致点からの質問内容を複数提案するということです。
つまり、相手に余計なお手間を取らせない、
トークの質問内容を見て、瞬時に判断できるように、
依頼者である主催者側が準備するということなのです。
大物の方には、取り上げてよい質問内容かどうか
「Yes」 か「No」でお答えをもらえるくらいにこちらが準備をしてのぞむ、ということが大事です。
それでも当日までお返事をもらえないこともありますが、
ある程度、準備があれば、「これはNG」と、
当日、それだけご判断いただければOKになります。
今回のケース、気遣いをしたつもりが、
かえって相手に負担をかけてしまった事例が身近でありましたので、
いつかどなたかのお役に立ちますようにシェアです。
「偉い人からはすぐに返事はもらえない」
「だからこそ Yes か No で返事がもらえるくらいの準備をする」
これが、Kobone解消の法則です。