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そろそろ、マレーシア旅のはなしを。ジョホール・バル編

ジョホール・バルと言えば、サッカー日本代表「ジョホール・バルの歓喜」でしょう!っつったら古い人間なんでしょうね。

ジョホールバルの歓喜(ジョホールバルのかんき, Delight of Johor Bahru)は、1997年11月16日、マレーシアのジョホールバルでサッカー日本代表が1998 FIFAワールドカップ・フランス大会のアジア最終予選のアジア第3代表決定戦をイラン代表と戦い、勝利を収めたことによりFIFAワールドカップ本戦初出場を決めたサッカーの試合の日本における俗称である。

(Wikipediaより引用)


いや私別に、サッカーファンでも何でもないけど、この地名だけはずっと記憶に残ってた。マレーシアに住んでる今、車で向かってみた、2020年~2021年の年末年始について綴る。

行程はこんな感じ。居住地であるクアラルンプール郊外~ジョホール・バルは紫のマーカーで示した片道300km超の道程で、ちょうど東京ー名古屋くらいの距離感だ。

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2020年8月に初の長距離ドライブを敢行(このときはマレー半島を横断しており、距離にして約250km。詳細は以下記事御覧くださいませ。自信をつけた私は遂に、マラッカよりも南の、未開の地へ旅立つ決心がついたのだった。


しかし、しかしであるよ。

よき思い出があんまないの…(ノД`)・゜・。


何故かというと。



その1:お目当てのカフェにて

マレーシアごはんのバイブルに、久々にご登場願おう。

このnoteでも記事書いてらっしゃる古川音さんの著作で、私のマレーシア生活には欠かせない1冊。ジョホール・バルのレストランは残念ながら掲載されていないがその手前、クルアンという町の駅カフェ、Kluang Rail Coffeeにどーしても行ってみたかった。

お目当てはジョホール・ラクサ。

ラクサとはマレーシアで幅広く食されている麺料理で、言わばご当地ラーメンみたいなものかなと理解している。あまりにも地域毎、お店毎で、麺やら具やら出汁やらが違い過ぎ、実は定義がよくわからなくなっている。笑
上記我がバイブルより引用させていただく。

マレー半島南部ジョホールで食べられているラクサ。スープは海鮮のだしに多種のスパイスを加えた、さらっとしたカレー風味。もやしなど生野菜をたっぷりのせ、辛味の強いサンバルをアクセントにするのが特徴。麺はスパゲティを使うことが多い。

(p.89より引用)

むむ、これは期待できまするぞ…!



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(´Д` )

話がちがう。

わて、あんたんとこの絶品ラクサ食いにわざわざ、何時間もかけて高速飛ばして来たんやで…
それがこの仕打ちですかそうですか。



到着したのが午後2時過ぎだったのもあって売切れだったようで、ありつけなかったというオチ泣
ラクサのためだけに腹をすかせにすかせていたため空腹には耐えきれず、ココナッツミルクのジャムとバターをはさんだカヤトースト(上記写真)を頼んだものの瞬殺
こんなもんだけで空腹が収まるはずもなく、「くいもんねーかー」とさながらなまはげかゾンビみたくクルアンの町を彷徨い歩きみつけた、中華系の麺屋さんをはしごした。

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ありがとう、一飯の御恩は生涯忘れませぬ。



悔し紛れに、店構え。

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その2:ユーラシア大陸最南端にて

気を取り直して、ユーラシア大陸最南端へ向かってみることに。記念碑らしきものがあるらしい。

Google Maps見てもわかる通り、どんどんどんどん人里離れていくし、車はおろかバイクすら通らず心細いったら。ナビに頼るまでもなく一本道なんで、迷いようもないのだが。



着いたどー

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Tutup = Close !!! (ノД`)・゜・。

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年末の夕方なんて、微妙な時間に行ってしまったからか…泣




その3:ジョホール・バル市内にて

旅の初日から傷心の私であったが翌日、明けて2021年1月1日、ジョホール・ラクサのリベンジを果たした。KOMTARという商業施設のフードコートで、供するレストランをみつけたからである。


これが、夢にまで見たジョホール・ラクサ…!

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お味は、まぁこんなものか?という平凡なものだった。合掌。


なおここKOMTARには、Skyscapeといって市内一望できる展望台がある。

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RM38 ≒ 1,000円の入場料を支払い、年始早々上ってみた。



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ははははは、大雨の中、JBセントラル駅を臨む。
きっと高層ビルの向こう側はシンガポール…のはず…


人っ子一人いやしねぇ。貸切りだぜー♪泣笑

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早々に展望台を後にし、することと言えば、本屋巡りしかなかろうて。私の場合はな。


「鬼滅の刃」揃い踏み。但し中国語(広東語)訳。以下同文。

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小中学生でハマった「らんま1/2」(色々の左側)と「封神演義」(白黒の真ん中)ですと…!

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「ああっ女神さまっ」がその隣に!
無造作に積まれた「富江」シリーズ伊藤潤一に痺れるな…

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大人気「Naruto」「進撃の巨人」は言うに及ばず。

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「City Hunter」までも…

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この棚全て「名探偵コナン」
「犯人の犯沢さん」(中段左)も網羅されておる…
広東語(繁体字)では「犯さん」になるのだね。

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こちらは「スラムダンク」「タッチ」「キャプ翼」
スポーツ枠ですな。

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個人的にツボったのはこちら。
「機動戦士ガンダムさん」
大和田秀樹によるガンダムパロディ4コママンガで、一時期買ってたことがある。

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こんなの誰が読むの…ジョホール・バルで…
と、失笑禁じ得ませんでした。


「こんなの誰が読むの、ジョホール・バルで」と言えば正直こちらも。
敬愛するノンフィクション作家、角幡唯介さんの「極夜行」
帯にある通り、”第1回ヤフーニュース本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞作”いうてもねぇ…
太陽が昇らない真冬の北極「極夜」を著者自身が旅するノンフィクションなんて、毎日常夏のマレーシアで読んでみようと思う人いるのかな?そもそもそんな世界がこの世にあるなんて知ってるマレーシア人が存在するのか、甚だ疑問でもある。

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ちなみに左側に並ぶ2冊は、角田光代「八日目の蝉」





……
………


(゜-゜)

ハッしまった


お外が大雨で、どこにも出かけられなさ過ぎて、
ここがジョホール・バルであることをすっかり失念、自宅周辺にいるのと変わらない年明けを過ごしてしまったことよ…


晴れてれば、

王宮だったり


アブ・バカール・モスクだったり


ジョホール動物園だったりと、


イスタナ・ガーデン周辺を心ゆくまで楽しんだはず。


レゴランドも行ってたかも。気が向いたら。




と、時節や天候に左右されまくったジョホール・バル旅をお送りしました。でも不思議と、「またここに行ったる!」気持ちは湧いてこない。

帰路に着く朝、まだまだ雨でじくじくしてたけど、バリ旨チキンライスをたべることができたからか…

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イポーチキンライスだって。
ジョホール・バルからだと500km以上北上した土地のもの。




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