志摩マリンランド、惜しくも今年閉館した水族館をもうひとつ
京急油壺マリンパークをきっかけとして、芋づる式に思い出した水族館。
それは、
志摩マリンランド。
ハゼを長年研究されている上皇さま、そして上皇后さまも訪問された水族館。1970年開館というから約半世紀もの永きに渡って営業を続けていたが、施設の老朽化には勝てず2021年3月末で閉館。この辺、京急油壺マリンパークと似てて泣ける。
これを契機に、2012年のゴールデンウィークに三重県を訪れ、鳥羽水・二見・志摩の3館制覇したときのことを徒然なるままに綴ります。
日本の水族館、もしくは動物園では本当によく見かけるペンギン。
こういうことからも、日本人のペンギン好きが伺える。
(海外の水族館だとここまでではない)
真ん中に背中がモヤけたキング(オオサマ)ペンギンがいるが、年に1度の羽根生え変わり中の図。換羽(かんう)と言いまして、三国志の関羽雲長とは全く関係がない。
もう事実上閉館してしまっているため、ホームページで調べることも叶わないが、Wikipedia先生に衝撃の記述が。
ペンギン[4] - 2013年時点ではキングペンギン、フンボルトペンギン、マゼランペンギン、ケープペンギン、イワトビペンギンの5種を飼育していた[4]。2019年現在はフンボルトペンギンとケープペンギンの2種。ふれあい体験ができた[3]。
(太字は筆者)
え、じゃあこのとき見た、キング(オオサマ)ペンギンのみなさまは何処…
時の流れとは、残酷なものですな。
さてそれでは、建物の中に入ってみましょうかね。
海の生物の化石が展示されている「古代水族館」および「水族館」の二部構成となっている志摩マリンランド、
マッコウクジラにイルカね…ふんふんと思っていたら
新生代 第三紀
とな?!
えーっとえーっとこの前の中生代ジュラ紀白亜紀が恐竜の時代だから、
新生代の始まりは恐竜が絶滅したとされる6,500万年前のことだから、
…
…
…
そんな昔から、マッコウクジラとかイルカとか、現代でも判別がつく生き物がこの地球上に存在したってことですかね?!
ひょぇぇぇ…
いきなり時系列に圧倒される。
からの
コバンザメ
こういうの、嫌いじゃない。
私は、ミノカサゴを撮らせたら右に出る者はいないと思っている。
光る貝、ウコンハネガイ
フィリピンから入荷(笑)したばかり。
志摩マリンランド名物、回遊水槽での海女さんによる餌付けショー。
本物の海女さんが、酸素ボンベも足ヒレもなく素潜りする様子を水槽内で披露するなんて、斬新すぎるでしょ。考えた人、もしくはやろうと言い出した人、天才。
もう見られないのね…これこそ、世界無形文化遺産だと思うのだが。
最早何かわからない…
むむ…
あっ…
シン・ゴジラよりずーっと前です。
そーいや同じく三重県は名張市の、赤目四十八滝近辺にもお住まいでいらっしゃったな。残念ながらまだこちらは訪問していない。
マンボウの志摩マリンランドと言われるだけあって、繊細であるが故飼育が難しいのに少なくとも写真に写っているだけで3匹も。日本ではマンボウ飼育を行っている館が6つか7つしかないそうだが、この子たちは今、何処かで元気に暮らしているのだろうか。
老朽化のみならず、とりあえず水族館つくってみたもののお客が来ずに積み重なる赤字や、それに追い打ちをかけるCOVID-19他、日本の水族館を巡る環境は厳しいものがあると思われる。私だって、志摩マリンランドや京急油壺マリンパークには幾度も訪れてはいないし…
現地に行く他に、応援する手立てってないもんだろうか。クラファンしかないのかな?