交通渋滞の凄まじさをナメてました…すいません Shanghai, China
LCCを使い羽田から海外へ飛び、関空へ帰省という盆休みが定番となりつつある。もしくは逆のパターン。
人生初上海は、朝の交通渋滞の激しさに心臓止まりそうになった。
このままやと帰国便に間に合わんのでは…(°_°)
そもそもホテル代をケチり、交通の便がよくないところにあるホテルを選んでしまい、帰り、空港までの足どーしよーかなーと迷ってたところに。
空港バスのバス停が現れた。
おお。これや。君のようなものを求めていたよ。\(^O^)/
確かまだ朝の7時頃だったと記憶している。搭乗時刻まで数時間以上あるし、少々渋滞したとしてもこんだけバッファ取っておれば大丈夫やろ。
甘かった。
乗ってまもなく、10分も経たないうちに後悔の波がやってきた。だって、進まないんである。もう、は?って目が点になるくらいに。
朝の通勤ラッシュって、こんなに凄まじいのね…
日本は盆休みでも上海は普通の平日ですものね…
スマホの時計を睨み、乗ってるバスの目の前に広がる車、トラック、他のバス、etc, etcの大群を睨み、上がる上がる心拍数。これでもしトイレ問題に襲われていたら、もう絶対死んでた。
1時間経ち、
2時間経ち、
3時間経ち、
いえね、進んではいるんですけどね。確実に空港へ。
4時間が経とうとする頃、
今持ってる航空券を破り捨て新たな航空券を予約し直そうかどうしようかと、スマホをギリギリと握りしめ最後の最後まで逡巡していたが、なんとかギリギリ、本当にギリギリ空港に着くことができたのである。
ここから一刻の猶予もない。道に迷ったり1秒でもロスしたらアウト。
バスから転げ落ちるように下車し、格納庫からなりふり構わず自分の荷物をピックアップしながら、目は国際線の入り口と、春秋航空のカウンターへの最短ルートを探す。
目的地が定まったら一目散に走る走る走る。
こういうときLCCって厄介だ、チェックインカウンターは端の端の端、めっちゃ遠いところにあるんだもの。
息を切らせながらカウンターに滑り込むも、閉まってるー
電気も消えてるー
誰もいねぇー
まじー(゚д゚)!
万事休す!
…と思ったらひとりだけスタッフがいて、チェックインを済ませてくれた。まもなく離陸ってのによ、なんでそんなにのんびり仕事してんだ。
こちとら飛行機に乗るまでに、イミグレ通らなあかんのよ。
(そもそもオンラインチェックインしとけばよかった上に、搭乗の時限までに着かなかった私が悪いんですよ)
パスポートとぺらっぺらの航空券をひったくり、そのスタッフに国際線搭乗口への行き方を半ば怒鳴るようにして聞く。
走る走る走る。
火事場の馬鹿力とはよく言ったもので、うちってこんなに速く、たくさん走れるんやなーと妙なところで感心する。
(中学時代、たった1㎞の持久走ですら6分近くかかってた人なので)
イミグレ、どうやって通ったのかは最早覚えてない。
上海最後の記憶は、LCCあるあるで、搭乗機へ行くまでにバスに乗る必要があり待つ間、スタッフに「ちょっと待て」と日本語で言われたこと。
「おー通じたぜー」って感じで、隣にいた同僚と笑顔を交わしていた。
嗚呼…(´Д`)
正直命令口調やったし、なーんか妙に上から目線感満載だったので、耳にした瞬間はイラッとしてしまったけれど、待てよ。
もうここまで来たら日本行きの飛行機に乗れるんやし、そんなカリカリすることもないんか。
半日程、ぎゅーっと不安で押しつぶされそうになっていたこころが、ちょびっとほどけた瞬間だった。
※2015年8月のおはなし。