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Refresher Leave at Monterey, Day3

今週より、勤続何年目かでもらえる5営業日分のリフレッシュ休暇消化中。アメリカ、カリフォルニア州、サンフランシスコから車でおよそ2時間強、モントレーという港町でダラダラのんびり過ごすつもりが、意図せず波乱含みの展開に…
3日目は天気も悪し、気分も落ち込む。




2日目の顛末

《あらすじ》
憧れの水族館、モントレー湾水族館来訪のため、リフ休を利用して彼の地まで足を運んだ私。入場チケットをオンラインで買うにあたり、なんとフィッシングサイトへ誘導され購入できなかった挙句、カード会社より当該クレカ不正利用の形跡ありとの連絡が…
これ以上の被害拡大を防ぐべく利用停止が無情にも告げられる。更に具合の悪いことにそのとき、モントレー⇒サンフランシスコ国際空港への高速バスと、最終日の宿については予約未済。
はてさて、如何に相成ったのか?!?!

Refresher Leave at Monterey, Day2


結論先に言うと、高速バスと宿は何とかなった。
実家がある京都へ帰省するための、東海道新幹線予約時にしか使わない、JR東海エクスプレス・カードを持っていたから。

すんなり予約ができたときはほっと胸をなでおろした。と、とりあえずこれで、日本には帰れる…退路は確保できた。首繋がった。

が、しかし。しかしであるよ。


何故か、このクレカで、モントレー湾水族館のオンラインチケット購入ができないの…
(ノД`)・゜・。

(タイトル未設定が恨めしい)
なんでなんでなんでさーーーーー?!?!?!

他サイト(しかも同じく海外)で使えたってことは、カード自体に問題はないはず。クレカと、チケット購入用Webサイトとを、穴が開くくらい何度も見比べカード情報を入力する。
相違点を挙げるとすれば、請求書送付先住所(Billing Address)を入力させられるところ?

ここか…?
ここが突破できておらぬせいなのか…?


では…

いざ!
It's showtime!!!!!(?)






考え得る入力値のバリエーションを試しました。
本業で培ったスキルの本領発揮やね泣笑



が、しかし。しかしであるよ。


何入れても止まぬエラーメッセージ…

"Your transaction cannot be processed. Please contact your bank.

Buy tickets | Monterey Bay Aquarium

進退極まってカード会社にも、このカードと紐づいている銀行にも問い合わせた。共に、嬉しいことに、特に問題なく使えるはずですが…との回答。
ですよねー
私も、何故使えんのかわからんのデスヨネー


……

………


あ、そっか。

ここで、自分のではなく他人、例えば相方さんのをお借りすることを思いつく。請求書送付先住所が違うので。幸い、通信環境やら充電やらは、日本にいるときと全く遜色ない。時差さえ考慮すれば、いつでも連絡可能。

それでもあかんかったら…

ドミのスタッフさんか泊まってる人に、代理で買ってもらうのはどやねん!
マレーシアで培った"I need your help"の精神でいくんや!!
アメリカの人やったら流石に買えるやろ!


こちらの顛末はDay4にて。
そもそものこの旅の大目的、モントレー湾水族館へは果たして行けるのか?!タイムリミット迫る!?



洗濯日和

こんな辛気くさい話を蒸し返しても気が滅入るので、それ以外の話をしよう。


いずれにしてもこの日、洗濯しようと思っていたのだ。
荷物を身軽にするため、ここ数年は、旅程半分くらいの日数を賄う衣類しか持参しないことにしている。途中で洗濯すればいいと知ったから。
私の周囲数m、マレーシア赴任歴のある同僚でさえ「海外で服洗ったら痛む」等、海外でのお洗濯に対する心象がすこぶる悪いのはなんでなんやろ。私は全く気にならんのだが。

洗濯中の私の衣類たち。
乾燥中の私の衣類たち。


世界中だいたいのドミトリーには、ランドリーが付いていることが多いのだろうがここは違ったので、近隣のコインランドリーへ行くことに。当地へ到着してから気持ちが塞ぐことばかり起きていたのだけど、このときはそうでもなかった。



まず、洗濯するぞーと息巻いていたくせに、洗剤要ること忘れてた。
まさかの水洗いか(*_*;

逡巡した結果、人の出入りはそこそこあったため、人のよさそうなロマンスグレーのお姉さまに声をかける。

"I need your help… Do you have any detergent?"
「すいません…洗剤持ってません?」


勇気を振り絞って本当によかった、1回分を譲ってくれた。
ありがとぉぉぉぉぉ(滂沱の涙)



乾燥までし終わり帰途へ。
実はこのコインランドリー、近隣と言えどもドミトリーからはおおよそ徒歩30分≒2km強の道のり。運動不足解消がてらちょうどいいわーと思ってたが、甘い甘い。

写真だとうまく伝わらない気が満載だが、激坂ですよ激坂。
脇を通り過ぎる車ほぼ全て、この麓でアクセルを踏み直していく。
海辺に来たはずなのに、山登りとはこれ如何に?


帰りは帰りで、下り坂やしと余裕かまして歩き出したところ、なんと救世主登場。これまた素敵な、ロマンスグレーのお姉さまが、運転中に声をかけてくださったのだ。
「荷物多そうだし、近くまで送っていきますよ」

「え(゜-゜)
いいんですか」

歩く気満々だった私は正直、出鼻挫かれた感じだったが、こんな経験滅多にないし♪と好奇心の方が勝り(断りづらかったのもある…)、右側通行左ハンドルのアメ車(笑)に同乗させていただくことに。英会話の先生とは違い何の忖度もない、生粋のアメリカの方と雑談する機会にも恵まれた。


乗車時間にして数分だったと思うけど、お話できて楽しかったです。
Candyさん、ありがとう。この御恩は一生忘れません。

(的なことは、別れ際に伝えたつもり…)



野生動物日和

宿に着いてからも、モントレー湾水族館チケット購入サイトと悪戦苦闘。考え得る限りの、請求書送付先住所に関するバリエーションを幾千、幾万回試しても突破できない。
心折れ気味、更に空腹、昨日今日と宿周辺で停滞もな…と思い直し、Google Mapsだけを頼りに、特に当てもなくぶらぶらしてみた。それが、大正解だったのですよ!!!


野生のラッコに遭遇!!!!!


もういっちょ
野生のカリフォルニアアシカ…かな?


かんむりょお…(感無量)
そうやよね、本物の海は、今この目の前にあるのだものね…
この足許に、今を生きてる生命いのちがあるのだものね。

そう思った瞬間、水族館に行けなくても…と思ったりはしなくもなかったりもだが
(もがもが)


本日撮れ高いちばんはこれですなー
野生はもちろん、飼育下でもラッコが観られるなんて数少ない奇跡(号泣)



Dya4へつづく。



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