はじめに 〜「こんなのつくっちゃったんですけど」な人生〜
みなさま、はじめまして。
カワサキノリコと申します。
この春から「カワサキノリココンテンツ製作所」なるものをひとりで立ち上げまして、ご依頼系から自発的系まで、さまざまなモノを作らせていただいております。
思えば、私は今日に至るまで、自分が関わるコミュニティや所属企業において、こんなことを繰り返してきました。
「こんなことやろうよ(ていうか、やるから参加してね)」
「こんなの作っちゃったんですけど(だからやりますけど、いいですよね?)」
若い頃は、こんな自分のことを、「積極的に参加している感を演出できていて、ノリコいい感じじゃん!」と、思っていました。
つまり、社会に適応するには必要な態度と思い込んでいたわけで。
しかし、50歳を迎える頃には、周囲の長く付き合う仲間たちも、次第に本音を出すようになり。
「みんな、ずっとオマエに付き合ってやってるだけだぞ」
と、やれやれ感満載の表情で、心の声を吐露してくれるようになりました。
今まで関わってくださった皆様には、ただただ感謝しかなく。
しかしながら、それと同時に、そんな自分こそが止めようのない本当のワタシであり、世の中が大きく変わっていこうとしている今こそ、積極的に伸ばすべき個性なのだと感じている今日この頃です。
というわけで、この度 note であらたな連載を始めることにしました。
それは、私がこれまで、誰にも頼まれていないのに勝手に作ってしまったこと、やってしまったことをについて「作品制作秘話」として振り返るというもの。
あらかじめ皆さまにお伝えしておきたいのは、私が作ってきたこと、やってきたことには、全て共通したテーマがあります。
それは「関わる人たちの感情を揺さぶりたい、刺激を与えたい」ということ。
もう少し具体的に言うと
その人がまだ見ぬその人自身になっていくような、刺激。
その人が抑えているものを解放させるような、刺激。
私たちは、想定内の日常の中に安住し、変化を嫌う傾向があります。
そして、外側に適応するための仮面を強化させ、その仮面こそが自分と思い込み、本当の望みや気持ちをなかったものしてしまいます。
それが私は、死ぬほど悲しい。
叫びたいくらいに見ていられない。
つまりワタシは、関わる人たちに、その人自身の人生を本気で生きてほしいと願う、超絶おせっかい野郎なのだと思います。
誰にも頼まれていないのに。
いきなり「参加しろ」と言うワタシ。
いきなり「これ見て」と言うワタシ。
いきなり「アナタこれがピッタリよ」と言うワタシ。
そんな数々のワタシの暴挙とその作品たちを、エッセイ風に振り返ることで、私のような超絶おせっかいな想いを持ちながら、まだ行動を起こしていない方の「おせっかいツール」としての参考となれば幸いです。
そして、何かをはじめたい、自分を変えたいと思うものの、何から始めたらいいのかわからない、と悩む方とのご縁がつながれば最高です。
さいごに。
これまでワタシの勝手極まりない提案に関わってくださった皆様に「事故にあって気の毒ですね」という同情と、心からの感謝を贈ります。
2024.5.17 カワサキノリコ
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