旧函館区公会堂
函館観光に訪れた方は必ずと言っていいくらいここからの景色をご覧になっているでしょう。
明治の終わりに建てられたコロニアルスタイルの西洋館で国の重要文化財に指定されています。
明治40年の函館大火の後に集会所として建てらたそうですが、何も知らない子供の頃は勝手に華やかな雰囲気の大広間で鹿鳴館時代のようなダンスパーティーが開かれていたのでは、、、と空想していました。笑
子供の頃から夢見る夢子、、、漫画の読みすぎか、、勝手にいろいろなお姫様が登場し妄想劇場を頭の中で繰り広げていました。 ここから見える大きな船は私にとっては外国へ連れて行ってくれる格好の足。白い大きな船を見ると貨物船も豪華客船に見えていました。
おとなになってからはここへ来ることはあまりなくなっていたのですが、遠くから訪れてくれる友達を案内する事があって久しぶりに来てみました。
改めて写真を撮ると自分の故郷の再発見になって面白いです。
忘れていた過去の感情などが思い出されたり、こんなに素敵な所だったのかと感動したり、この地で生まれたことへの感謝の気持ちが湧いてきたり、、、
函館には曇り空が似合うと勝手に思っている私ですが、ここからの景色はやっぱり抜けるような青い空に白い雲、深いブルーの海に白い船、、、晴れた日が似合います。
人生を共に長く生きてきたご夫婦がこの景色を見ながら何やらお話していました。
おそらく再訪で、あの時は二人とも若かったわね、、などと話しているのでは?とまた私の妄想劇場が始まりました。
残念ながら只今旧公会堂は工事中です。外からも中からも見ることはできませんが、お色直ししたらぜひまた行ってみたいと思います。