休職したアラサーのわたし自身の性格について。
自転車で道を走っていたら、前に2人組が横並びで歩いていたとします。道幅は狭く、一列になってもらわないと追い越せません。さて、どうしましょう?
わたしは2人組に向かってベルを鳴らすことも、「すいません」と声をかけることも出来ない人です。自転車から降りて、しばらく2人組の後ろを歩いて、道幅が広くなったところで2人組を小走りで追い越して、またペダルを漕ぎます。
何の話だよ?という感じですが、わたしはとにかく人にお願いすることが苦手で下手な人間だと、自己紹介をしたかったんです。周りくどいですね(笑)。
また自転車の話に戻りますが、わたしは前の2人組を追い越さず、しばらく自転車を押して歩くわけですが、もしその時、わたしの後ろに自転車に乗っている別の誰かが居たら…?
その人からすると、わたしはとっても邪魔な存在です。わたしが前の2人組に「すいません」と声をかければ、スッと前に進めるわけですから。つまり、わたしは前の2人組に配慮するばかりに、後ろの人に迷惑をかけているわけです。
最近まで、わたしは自分の後ろの存在に気が付かず、前の2人組しか見えていなかったので、わたしが少し我慢すれば、世界は平和なままだと信じていました。だけど、アラサーにもなるとさすがに、後ろの待たせている人の存在に気がつきました。
気づいたにも関わらず、相変わらず前の人にベルを鳴らすのは気遅れしてしまう…でも、後ろには待っている人がいる…やばい、どうしよう。
そんな、板挟み1人劇場を勝手に繰り広げた結果、わたしはついにキャパオーバーし、仕事を休職するハメになりました。自分の持つ正義感というか、そういうものによって結果、自分の首を締めてダウンしてしまう…こんなダッサいこと、無いですよね(笑)。
休職を経て復職した今にして思えば、例えば自転車のベルを鳴らせないなら、前を歩く2人組に近づいてきたら、自転車を漕ぐ足を一旦止めて、カラカラとタイヤが回る音を立てて、2人組に自転車が来ていることを匂わせつつ一列になってもらって、追い越すときに「すいません、ありがとうございます」と伝えれば良い。
相変わらずかなり周りくどいけど(笑)、いきなりベルを鳴らせないのなら、気付いてもらう方法は少し考えれば、他にあるわけです。自分1人がアクションを起こさなきゃいけない訳じゃなく、周囲に報連相なり何らかの方法で自分の状況を匂わせたり、把握してもらうことで、周囲から助けてもらったり、動いてもらうことが出来るはず。
もちろん、単刀直入に「助けてほしい」と謙虚にお願いするのが一番良いに決まってます(笑)。だけど、それがどうしても苦手なのなら、まずは匂わせることをすれば良いんです。周りは自分が思っているより、優しい環境かもしれません。
もし、1人で抱えてずっと悩んできたあなたが、ようやく誰かに助けを求められたのに、そんなあなたを突き放す環境なのであれば、それは環境が変わるべきで、あなたはそこから離れれば良いと、わたしは思います。
むしろ、1人で頑張るより、周りに助けてもらう方がいい仕事が出来ます。そう思えるようになったのは、休職したからですが、その考えの変化については、次の記事に残します。
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