別れから学んだこと ~洗脳女の見分け方~
ど~も~!旅ノリです。コロナ療養によって余裕を手にした私は、物思いに耽っていました。それは、どうして彼女と別れることになってしまったのかについてです。「同棲して学んだこと」という先日書いた記事にもあるように、彼女は生活力が非常に高く、尊敬する点が多い人物でした。別れを切り出したのは私でしたが、そんな彼女となぜ別れるに至ったのか、自分が納得できる理由をまだ知りませんでした。しかし、コロナ療養によって、その謎を解明できたので、今回はなぜ彼女と別れてしまったのかを紹介していきたいと思います。
まず、私の性質を簡単に紹介しますが、私は、相手に嫌がられてしまったことや傷つけてしまったことを経験すると、次はしないように気を付けています。これは大体の人がそのような性質を持っているのではないでしょうか?ここで、私が印象に残っている出来事と、その後の私の心情を時系列で並べてみていきます。
1.付き合い始め
付き合い始めの時、彼女はこのように言っていました。
「前の彼氏と半同棲してたけど、洗濯物の干し方がちゃんとなってなくて、それについて厳しく言い過ぎたら(前の彼氏は)無理になっちゃったらしい」
それを聞いた私は、
(洗濯物の干し方にこだわりがあるのか!そこで怒られないようにやり方見て合わせよう。)
と考えました。
2.付き合って4度目ほどのデートにて
この時は彼女が前々から行きたかったパンケーキ屋さんに並び、呼ばれるのを待っていました。待っている途中、私が次のデートを予定している日に、友達と遊ぶ予定が入ってしまったので、友達の方に行っていいのか尋ねたところ、突然彼女が泣き出し、機嫌が悪くなりました。私は、機嫌が直らない彼女にしどろもどろし、どうすればいいのかわからず、ただひたすら、おしゃれなパンケーキ屋さんの列の中で彼女に謝り続けました。そして、友達との予定を立てるのは、彼女に聞いてからにした方がいいんだなと考えました。
3.彼女の誕生日パーティー
予定が立てにくかったので、彼女の誕生日パーティーを半月程度前倒しにして企画し、デートをした後、少し良さげな焼肉屋さんでサプライズのプレゼントを渡す予定でいました。しかし、当日、彼女は誕生日パーティーのつもりでデートをしていることに気づいたようで、またしても突然機嫌が悪くなりました。私はなんでだろうな?全くわからないなと思っていたら、彼女からなんでわからないの?と猛追を食らいました。何度も、わからないから機嫌が悪くなった理由を教えてほしいと乞うと、ようやく、誕生日より前に祝われたくなかったから、という理由に加えて、誕生日に祝ってもらうことにこだわりがあるという話を私にしていたのに、それを覚えていなかったことが悲しかったからという理由を聞くことができました。これを聞いて私は、今度から誕生日か誕生日の後に誕生日パーティーをした方がいいんだなと考えました。
4.ある日のこと
彼女は私の良いところを言ってくれました。私の良いところは、優しくて何でも私(彼女)の話を文句も言わずに聞いてくれるところだと、言いました。私はそれを聞いて、もっと頼られるように優しいままでいたい。何でも話を聞いてあげよう、と思いました。
5.同棲の家選びにて
少し時間が経ち、同棲を現実的にしてみようという話が膨らんできました。私と彼女は東京の端と端に職場を持つ状態で、私は週末に2時間かけて彼女の家に遊びに行っていました。そんな状況が大変だったのもあり、中間地点の同棲に賛成でした。
彼女はこんな家に住みたいという条件を言います。
・築10年以下
・2口以上のガスコンロ
・風呂トイレ別
・なるべく階数が上の部屋
・きれいな間取り
これを聞いて私は、そんなに多くのものを望めるものなのだろうか?と思いました。というのも、中間地点にとった候補は新宿区。それだけで家賃も高く、仕方なしに1Rの部屋から選ばざるを得ませんでした。そんな私の懸念をよそに彼女は理想の部屋を追い求めます。私は彼女が機嫌を損ねるのを恐れ特に何も言わず、彼女の決めた部屋に賛成しようと決めました。
6.同棲開始1日目
これで一緒に楽しく住めそうだね!
と彼女は明るい声で言いました。
私は
そうだね!
と明るい声で返しました。
しかし、彼女のものが9割を占有する部屋に私の居場所は見つけられませんでした。同棲しているのに蚊帳の外。そんな場違い感を感じつつ、夜は幹線道路の音でよく寝れず、朝も、やかましい彼女の炊飯器の音で起きてしまう同棲生活が始まりました。
7.同棲中の喧嘩
私は同棲前から徐々に仕事をさばききれずに残業することが増えていきました。彼女と同棲する前は定時退社が基本でしたので、彼女も私が定時で帰ってくる想定で同棲を始めました。しかし、同棲すると同時に定時では上がれなくなり、私も彼女もお互い傷付けあう日々を過ごしました。もう限界だと感じ、私は彼女に、一度寮に戻りたい。という旨を伝えました。その時に彼女はこう言いました。
「考えが甘いんじゃないの?」
ぐうの音も出ないほどのド正論パンチを食らい、私は退路を失いました。正直、この状況を打開するにはこの方法しかない、という渾身の提案が儚く消え去り、彼女からの打開策、残業しない、で頑張ることを決めました。
8.同棲中、彼女が心配してくれた時
私は日に日に生気を失い、自殺願望さえ持つようになりました。そんな私の状態に彼女も気づいたようです。
「うつ病の人みたいに見えるけど大丈夫?」
私は、大丈夫、と答えるしかありませんでした。この時にはもはや何も考えることができず、漠然と今いるこの状態から抜け出したいと考えていました。
9.同棲末期
私は親へ相期談し、勇気が出たのでもう一度、寮に戻りたい旨を彼女に相談しました。すると彼女は泣きました。3夜連続でそんなことをしていました。この時、私も罪悪感がものすごくのしかかり、苦しかったです。しかし、3夜目はもはや感情がなくなり、なんでそんなに泣けるんだろう?毎日泣かせてくる男といるくらいなら別れた方がお互い幸せじゃないのか?と我に返りました。
ここまでが私の目線で記憶に残っていることです。少し長くなってしまいましたね(笑)ここで一度、人を洗脳する方法について引用します。
さらにわかりやすい動画解説
謎解き統計学|サトマイ さんより
では、次に私の経験がこの洗脳する方法に当てはまっているのか見比べてみましょう。
1’.付き合い始め
元カレの洗濯の干し方を批判し、私に洗濯の仕方に注意させようとしていることから、ここでは行動コントロールに当たります。
2’.付き合って4度目ほどのデートにて
泣く、機嫌が悪くなることによって私の感情を揺さぶり、結果、友達との予定を作るのに障壁を作ることに成功していますので、感情コントロールに当たります。さらに友人と会う機会を遮断することにも成功しているので、情報コントロールまで同時に行うテクニカルなものだと言えます。
3’.彼女の誕生日パーティー
こちらも感情コントロールに当たります。
理由は機嫌が悪くなることによって私の感情を揺さぶり、結果的に今後の誕生日パーティーの企画について誕生日を守るよう脳裏に刻まれたからです。
4’.ある日のこと
ここでは、優しい、何でも聞いてくれることが良いことと聞こえるように言い、結果的に、私は優しくあろうと心がけ、文句も言わず彼女のやりたいことに付き合うことになったので、行動コントロールと言えます。
この後の出来事まで見ていくと長くなるので割愛します。
ここからわかるように自分の視点では気づかない間にどんどんどんどん洗脳のプロセスを積み重ねていたことがわかります。
その証拠に、私はうつ病のような状態だったと書きましたが、本当に、ものを考えることができなくなっていました。恐ろしいですね(笑)
さて、彼女は洗脳する気があって、このような行動をとっていたのでしょうか?答えはNoです。彼女は洗脳する気がそもそもないのに無自覚に洗脳してしまうナチュラル洗脳女さんだったのです。私は親に言ってやりたいです。「どんなふうに育てたらそんな化け物生まれるんだ!これ以上被害者が増える前に反省させろ!」
と。
このようなナチュラル洗脳女さんは女性として育てられると、もしかするとそうなりやすいのかもしれません。というのも、かわいがられて育てられると、わがままも聞いてもらえることでしょう。いつの日か、わがままが、まかり通ることが日常になると、もはや、わがままを無理をして通してくれた人への意識はなくなります。ちやほやされて育つことに女性の場合は問題意識をむけられないので、ナチュラル洗脳女さんは身近にいるかもしれません。
しかし、安心してください。私はこの別れで学んだことがあります!それは、ナチュラル洗脳女さんの見分け方です。この方法を知れば、今まで震えながら読み進めていただいた男性諸君もナチュラル洗脳女さんに引っかかることなく人生を歩めるでしょう。
その方法とは、前に付き合っていた彼氏となぜ別れたのかを聞くことです。重要なことは、相手の回答の中に自身の非を認めてる部分があるか否かです。なぜなら、恋愛においてどちらか片方が100%悪いということは、まずありえないからです。しかし、ナチュラル洗脳女さんの場合は、相手が悪かった部分だけしか言いません。心当たりがないからです。
納得できましたか?
この記事を読んでいただいている女性の方はどうすればいいか、もう理解できますね?別れたときに少しでも、自分に悪いところはなかったかな?と振り返るだけでいいんです。
これが、私が別れから学んだ全てになります。少しでも皆さんの糧になれば光栄です。最後まで長々と読んでいただきありがとうございました。
あとがき
先日の3連休、インスタを見ていると、元カノが新しい彼氏と箱根旅行に言っているストーリーを発見しました。コロナで療養中ということもあり、他のことを考えずにひたすらこの事柄を考えたところ、一つの仮説が浮かび上がりました。それは、彼女は私との生活から何も反省していない、という仮説です。そう思った理由は、時間軸を考えたときにわかりました。私と別れたのが4月の頭。新しい彼氏と箱根旅行が7月。泊りがけのデートは少なくとも付き合い始めて1か月以上はかかるはずなので、新しい彼氏と付き合い始めたのは6月より前。別れてから新しい彼氏を探すのに1か月以上はかかると考えると4月か5月からマッチングアプリを始めて次の彼氏を探していたのだと閃きました。すると、私が、やれ家計簿をつけるようになった、やれ作り置きができるようになった、と彼女から学んだことを振り返っていた時期に、次の男を探していたことになります。このことから、彼女は反省していない、という仮説がたち、今回の学びにつなげることができました!
彼女には心から感謝しています。いい学びをさせていただきありがとう!
したらね~!