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【開業に向けて_その5】事務所の選び方
※追記:ホームページ開設しました。2024.7.26以降はそちらにてブログを更新していますので、チェックしていただければ幸いです。
現在2024年6月1日の開業に向けて準備を進めています。
その中で、あくまで私のケースですが、開業に向けてどのような準備・手順を踏んでいるのか、シェアしてみようと思います。
何かご参考になれば幸いです。
独立を決めた経緯や理由はこちらの投稿に書いていますので
よろしければ見てみてください。
今回は「事務所の選び方」です。
自宅兼事務所にするか?
事務所、というかどこを拠点に仕事をするかをの検討にあたり、まず考えるのが自宅を事務所にするかどうか、という点でした。
持ち家なのか賃貸なのかで状況も変わってきますが、自宅を事務所にする場合にネックになってくるのが自宅の住所がオープンになってしまうということです。
名刺に自宅の住所が記載することになったり、税理士であれば検索サイトに番地や建物名まで公表されたりと、プライバシーの観点からはちょっとためらってしまいます。
(税理士情報検索サイト→https://www.zeirishikensaku.jp/)
この点、別途事務所を構えれば解消でき、安心してオープンにできますが、当然ながら追加のコストがかかりますので、双方の兼ね合いとなります。
私はやはり自宅の事務所が公表されるのは避けたいので、別途事務所を探すことにしました。
いろいろな事務所の形態がある
独立したては収入も確約されていないことが多く、追加のコスト負担は二の足を踏みがちです。
賃貸形式で事務所を構えることが多いと思いますが、普通に借りるとなると毎月の家賃は馬鹿にならないですよね。
そこで最近需要が高まっているのがレンタルオフィスあるいはバーチャルオフィスという選択肢です。
【レンタルオフィス】
事務所を借りるとなると、もちろん家賃もありますが、プリンターやデスクの設置といったイニシャルコストがかかります。
レンタルオフィスは、もともと業務に必要な備品一式がそろっているオフィスのうち、一部の区画を借りて事務所にできるものです。法人登記も可能です。
サービスについては各オフィスで様々ですが、一部の区画を間借りする形のため家賃も抑えられ、また備品も自分で揃えるえる必要がないという点で非常に便利なオフィススタイルです。
【バーチャルオフィス】
レンタルオフィスは物理的な事務所スペースを借り受けるものですが、バーチャルオフィスは住所のみを借り受けるスタイルのオフィスです。
「事務所は構える必要があるけど、執務自体は自宅で実施するので別途の物理的スペースまでは必要ない」という場合は、こちらがよいかもしれません。登記も可能です。またレンタルオフィスよりも安価なケースが多いです。
判断基準
では自分に合った事務所の形態は何か?ということですが、私のケースでいえば、前者のレンタルオフィスを選択しました。
理由としては、以下の通りです。
・独自で物件を探して賃貸するにはコストがかかる
・お客様によっては事務所を訪問したいというケースもありうるため、安心してもらいたいという意味で物理的なスペースがあったほうがよい
・将来税理士登録を考えており、その場合バーチャルオフィスは不可(おそらく、お客様の税金を取り扱うという重要な業務のため、事務所の物理的実体が重視されるということでしょう)
ここで1つお伝えしておきたいのが、自分の利便性だけを考えない、常にお客様の目線で選ぶということです。
私も最初検索していた際は、自宅周辺で通いやすいところがいいな、とあまり深く考えもせず探していました。
しかし私の自宅周辺は基本住宅街でビジネス目的で立ち寄るような場所ではなく、最寄り駅からも徒歩10分強かかります。雨の日はいらしていただくのもおっくうでしょう。
もし自分がお客様だったとすると「ちょっと通いにくいな…」と感じるのでは、と思い直し、なるべくお客様の視点でアクセスしやすいところを探す方針に転換しました。
開業してからも大切な目線ですので、開業準備からこの点意識するのがよいでしょう。
実際に検索してみると
方針も決まり、早速レンタルオフィスを検索してみました。私は東京都在住なので、お客様のアクセスも考えて都心に近いところで探しましたが、これがなかなか見つからない。
かなり需要があるようで、よさげな立地の物件はほぼほぼ埋まってしまっています。
途方に暮れそうでしたが、たまたまニーズに合いそうなところが急にキャンセルが出たとのことで、早速内見。雰囲気や価格、最寄り駅からのアクセスも問題なさそうでした。
本当であればもっと多く内見して比較検討するのが無難だったかもしれませんが、今後もなかなか見つからない可能性も考えて、内見をしたその日のうちに申し込みを決めました。
すると、物件ご担当者の方から「明日別の方の内見が入っていたんですよ。もし今日お申込みいただかなければそちらに決まっていたかもしれませんでした」とのコメント。危ない危ない。
居住用もそうですが、物件との出会いは本当にご縁なのだな、と実感しました。
早めのオフィス探しが肝要
退職が決まると(私だけかもしれませんが)、ついつい時間があるように思えて、のんびり過ごしがちです。
もちろんゆっくり身体を休めることも必要ですが、事務所を構える必要があるとなると、自分が希望する条件のところと出会えるかどうかは本当に運とタイミングなので、可能であれば早めに動き出したほうがよさそうです。
お客様ファーストで探すことも忘れずに。
~編集後記~
・飼っているおばあちゃん三毛猫が調子悪かったので動物病院へ
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・ペン字
・読書「現代語訳 論語と算盤」渋沢栄一 守屋厚司 訳
・「IFRS国際会計実務上巻」 EY 第一法規 第3章 財務諸表の開示及び方針
・PMIの実施プロセス 木俣貴光 編著 三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱ 著