人生を照らすわなvol.4『人間関係で求められるのは裁判官や検事ではない』

『進化であって退化ではないのです』
ティラノサウルスの最大の謎は極端に小さな腕💪です。何の役に立っていたのか❔何故、腕が、こんなに退化してしまったのか❔
この謎はいまだに解き明かされてはいないのですが、わすれてはならないのは、これは進化であって退化ではないという事。すなわち、我々には理解不能でもティラノサウルスにとってはそれがちょうど良かったのです。
しかしながら、人間関係に於いても私達は、人間がティラノサウルスの腕を見て退化だと勝手に解釈するように他人を間違って理解する事が時としてあります。
2世3世の代議士が就職氷河期のサラリーマンについて「俺なんかその時は百社以上内定取ったよ」とか自分の有能を誇らしげに言っていたらしいのですが、それは…あまりにも実状を考慮していない勝手な解釈すぎやしませんか…❔と思わざるを得ません。
また、金持ちが何故、俺のように稼げない❕とイライラするのも、また間違った解釈です。それはいわば野球選手がサッカー選手に向かって何故、俺のように打てない❕とイライラしているのと同じです。
それぞれ才覚も条件も全く違うのです。
ところが、人はそれをつい忘れがちで、勝手に解釈して勝手に助言しがちです。
中には裁判官か検察官か何かになったかのように「それはお前が悪い」とかまで言ってしまう人すらいます。
もし、人間関係をこじれさせたいのであれば、それでもいいのかもしれませんが、人間関係を良好なものにしたいのであれば、まずは理解に努めるべきなのです。
私も、これが出来ている人とは必ずしも言えないので、人間関係を良好に保ちたい時はティラノサウルスの腕を思い出す事にします。

いいなと思ったら応援しよう!