映画【PERFECT DAYS】
2023.2.13
母と映画を観に行った🎦
PERFECT DAYS
役所広司さん主演、その他諸々有名人出演
監督はドイツのヴィム・ヴェンダース
日独合作、撮影は日本
【あらすじと感想】※ネタバレあり
役所広司さん演じる無口な公衆トイレ清掃員の日常が画かれている。
風呂なしアパートに住むその男性(平山)は、目覚まし時計ではなく、近所の神社を誰かが竹箒で掃く音で目覚める
目覚めると、布団を畳み、昨夜読みかけでページを開いたまま無造作に置いた本に目を通し閉じる
歯磨きをし、髭を剃り、育てている楓🍁の稚樹に水をやり、着替えてアパート前の自販機でコーヒーを買い、車の中で飲み干し仕事に向かう
昼食はいつも神社の境内のベンチで
いつもコンビニで買ったサンドウィッチと牛乳
食後にフィルムカメラで「木漏れ日」を撮る
仕事が終わり帰宅すると、日々の汚れを落とすべく開店を狙い銭湯へ自転車で…
その後、駅の近くにある「おかえり」とチューハイと一品を注文無しで出してくれる大将がいる居酒屋へ
帰ったら本を読み眠たくなると、そのまま無造作に本を起き眠りにつく
休みの日は、作業着をコインランドリーで洗い、待ち時間に町の写真屋さんで写真を受け取り、その場でカメラからフィルムを現像に出し、新しく買ったフィルムをいれる
帰って現像された写真を見て「木漏れ日」が撮れたものだけを年月の書かれた空き缶にいれ、押し入れへしまう
これが日々の流れとして繰り返されながら
清掃中に、かくれんぼ中の子供に驚いたり
迷子の親を一緒に探してあげたり
睡魔に勝てず読みかけの本を顔に落としかけたり
突然現れた家出してきた姪との数日など
スパイス的にちょっとした出来事に見舞われる
代わり映えの無い日々ではあるものの、無口な平山が時折り魅せる表情、会話等から感情が動いていることが分かるし
たまに出てくる夢の回想シーンでは断片的な映像から、どのような感情に見舞われたのか等、それを読み解こうと目が離せない素敵な映画でした
昼食を食べるシーンでは猫を可愛がる研ナオコさん、隣のベンチで昼食を摂るOLの永井短さん、居酒屋の大将は甲本雅裕さん
などなど多数の方がちょこっと出てくる
そんな中でも大きな驚きは…
平山(役所広司さん)が、たまに行く小料理屋の女将さんは石川さゆりさんで歌なんかも歌ってくれたりして
その元旦那に三浦友和さん
メインではないが、出てる俳優さん探しも愉しかった😄
ちなみに母は
「何が言いたいのか分からん映画やった」
途中「少しうとうとした」らしかったが、説明を求められ話していると、「結構な時間」うとうとしていた事が判明した(笑)
そりゃ、わからんわ
でも、ハッキリした答えが欲しい人には後味の悪い映画かもしれない